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細分化とクロスメディア、そして、クライアント・ファーストの経営

なぜキラーウェブがキラーカンパニーを創るのか

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自分のブログは毎日更新するのに、ここは気がつけば一ヶ月以上空いてました。実は、原稿はとっくに書いていたのですが、習慣化されていないために、ついアップしそびれてました。

こういうことがあると、あらためて「習慣化」の重要性を感じます。「毎日書く」というのは、一見大変なように見えて、実は習慣化しやすい。リズムを作りやすいんですね。で、一旦習慣化してしまうと、あとは何てことはない。ところが、「週一」とかになってくると、なかなかリズムが身につかない。加えて、「だいたい週一くらい」なんて曖昧な決め方をしていると、まずルーティン化できないですね。

これって、スポーツクラブなんかもそうですね。また、経営にとってもウェブの戦略にとっても、とても重要なことだと思います。

どんな細かいことでも、スケジュールに組み込んでおくことですね。


ここで一句

ブログでも スポーツジムでも 仕事でも 続けるためには 習慣化

そのまんまなので、座布団一枚。


さて、本題です。

『細分化と深掘り、そしてニッチなプロモーション』。これがキラーウェブの原則。それはわかったけれど、タイトルの「キラーウェブがキラーカンパニーを創る」というのは、なんでそうなるのか?

そんな声が聞こえてきた・・・わけではないのですが(なんやねん)、勝手に想像して書かせていただきます。


自分の会社の「強み」は、自社にいると案外わからなくなってくるものです。毎日の業務のなかで、社員達が自社の強みを明確に意識しながら仕事をしている会社なんて、私にとっては涙が出るくらい羨ましい。

いや、そうであらねばならないのですが、何かのきっかけがないと、そんな話題にはならないですよね、普段は。とにかく目の前の業務に取り組む。それであっという間に毎日が過ぎていきますので。


ウェブサイトの運営というのは、実はそれを意識して考える場でもあります。それをしていないサイトは、あまり思うような成果を挙げられていないのではないでしょうか。

続にUSPなんて言われますが、その「ユニークな強み」はいったい何なのか。商品なのかサービスなのか、社員なのか立地なのか。はたまた社長なのか、設備なのか。そして、より具体的にそれらの何が強みなのか。

どこかにあるはずです。それを穿り出す作業が、キラーウェブを産み出すには不可欠であり、そして、それをどう継続させ、どうやってNo.1になれるかを考え、実践するのが、キラーウェブ育成作業です。

それを、担当する社員が集まって議論する。弊社がお手伝いさせていただく場合、あるツールを使って様々なものを細分化していくのですが、その過程でかなり頭を絞る必要が生じてきます。


その作業は、自社のことを真剣に想う必要があるわけで、そのプロセスに大きな意味があります。「うちの会社の強みってここだよね?」「でも、それっておお客さんにとってはどうなのよ?」「競合とそんなに差がないんじゃない?」と、そんな議論が社内で活発になっていきます。

キラーウェブは、仮説・検証の繰り返しで創られていくものです。つまり、その継続の中で、社内で「強み」を議論し続ける風土が産まれてきます。

言うまでもなく、ウェブの戦略は経営戦略と同じベクトルにあります。会社の強みを社員が議論し続けるって、社長からすると涙が出るような風景です。そんな風土を醸成することで、圧倒的No.1を持つキラーカンパニーになれる。私はそう信じています。

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