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時事ネタ、マーケットや経済の話を、ファイナンシャルプランナーの視点で難しい話もなるべく専門用語を使わずにできるだけわかりやすく解説します。ときどき、思いついたこともそのまま書くこともあります。よろしくお付き合いください。

被災地に方々の生活維持のためにお金が必要です

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 幸せを、金銭で評価することはナンセンスなのでしょうが、こうして不自由なく暮らせること、子供と一緒にられることなど、何億のお金を積まれても得ることができないことです。しかし、お金がないと生活ができないのも事実です。

 被災地に方におかれましても、今は無事が何よりで、とにかく命があるだけでも幸せという状況ではありますが、これが、復興が進むにつれて、生活し続けるという現実がのしかかってきます。仕事のこれから、収入の確保の問題や、住宅ローンの返済の問題など、考えるだけで頭が痛くなてくることがあります。これからが大変です。本当に生きることは大変ですよね。今の、物理的支援は非常に助かることですが、今後の経済的な援助が重要です。政府の問題、制度の問題なのでしょうが、物資や仮設住宅ができてからの支援が重要なのでしょう。

 家族がいれば平和であれば、それだけで幸せとも言えますが、お金がないと心にゆとりは生まれません。お金は、もともと黄金で光り輝くもので美しいものです。それゆえ人に心の安らぎを与えるのです。お金は必要です。
 いざという時の収入の手段を確保することは重要です。災害時には、家もなくなり、タンス預金も所在不明となるでしょう。不動産は資産を生む道具とはならなくなります。金融機関は、みずほ銀行のような体たらくもありますが、自分の資金の所在は確保されます。海外口座を持つことも重要です。資金の保管場所の分散です。有価証券も資金の所在が明らかになります。株券は、今は証券会社管理ですから、手元に置いておくことはありません。金の延べ棒も、銀行の貸金庫に入れておいても、どこに行ったやらわからなくなるとおしまいです。生命保険は、死亡時に支払われるもので、生き続ける時に使うものではありません。ここを注意してくださいね。

 とにかく、これからの被災地の方々の生活維持が重要です。少しでも、募金に協力したいと思います。とにかくより多くの義援金が、確実に被災されたお一人お一人のお手元に届くことが重要です。そのための、政府の大きな予算の枠組みの変更もあるでしょう。与野党ともに、被災地救援への費用ねん出の予算の協議をお願いします。これからが本当に、日本全国民が協力するところです。

 幸せの支えは、家族や友や、愛です。そして、お金も必要です。あえて、表現します。お金も必要です。ほんの少しずつでも協力しましょう。
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