世界を変える何かは、既に近くにあるかもしれない

XXXingは必要だけど,XXXはいらない?

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変なタイトルですみません.

少し前になりますが,2月にラスベガスで開催されたIBMのイベントInterConnect 2015に参加しました.最初のKeynoteセッションの中で登壇したCitiグループのChief Client Experience, Digital and Marketing OfficerであるHeather Coxが語った次の一言が,今でも印象に残っています (社内でも社外でもこのフレーズを聞くことがあります).

ITメディアにも記事がありました.「銀行が必要なわけじゃない」── 破壊的新規参入者の脅威をチャンスに変えるCiti

彼女が実際に言った言葉はこれです.

"People need banking, but they don't necessarily need banks."

利用者にとって,貯金や決済などの銀行としての機能は必要だけど,街角の銀行そのものは必ずしも必要ではなくなってきている,という意味なのだと思います.確かに利用者はPCやスマホを使って銀行の機能を利用することが多くなっていて,店舗に来店する利用者が減ってきていると言われています.またAlixPartnersの調査によれば,USでは,私用者が銀行を変えるときに一番の決定要因になるのが,モバイルバンキングアプリだそうです.銀行のような伝統的な業種ですら,変化の波に飲み込まれないよう,打ち手を考えていかないと生き残れない時代だということでしょう.誰も考えていなかったことではないと思いますが,世界に名だたる銀行の幹部が発した簡潔な本質に,目を見張ったのを覚えています (セッションは朝で,まだ眠かったわけではありませんでしたけど :-))

この言葉は,他の業種にも当てはまりますよね."bank"を"shop"に変えると,実店舗で品物を選んで,amazonなどの通販で買うショールーミング(showrooming)そのものですし,新聞やゲーム機もそうでしょう.更に,今後は,色んな業種がこのXXXに当てはまりそうです.何か考えるときに,

"People need XXX-ing, but they don't necessarily need XXXs"

というフレーズに当てはめてみると面白いのではないでしょうか.

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