世界を変える何かは、既に近くにあるかもしれない

人間はついていけるか

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この業界では、3年で4倍とか、2乗で増えるとか、景気の良い法則が多いですよね。IT技術の進歩はこのように急激ですが、それを消費する人間の能力についてはどうでしょうか?

たとえば、男子100mの世界記録は、ここ100年で1秒たらずしか速くなっていません。距離の長いマラソンだと、割合としては進歩していますが、それでも2倍も速くなったなんてことはありません。

Web 2.0のキーワードのひとつは集合知であり、これによって複数人の知恵をうまく使えるようになってきました。これは素晴らしい進歩ですが、最終的な個人への入力帯域が増えるわけではありません。最初は、効率良く知識を獲得できていたSSリーダーのエントリが、気がついたら何十にもなっていて、毎日とても読み切れなくなったという話はよく聞きます。個人的には、ITが進歩して生産性が上がった反面、それを処理している時間はかえって増えているような気さえします。

人間の方を増強するという手法(たとえば脳科学を使って)も現在いろいろと考えられているのでしょうけど、これはこれで勇気が要りますよね。

今後のITの進化に人間はそのままでついていけるのでしょうか。みなさん、どう思いますか?

ちなみに、「2乗で増える」は、ネットワークの価値はそれに参加する人の数の2乗に比例する(ネットワークを構築するコストは線形にしか増えないのに)、というメトカーフの法則です。

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