Top営業も成績上がらない営業も実は“紙一重” どうやったら埋まるかを綴ります。

「男はつらいよ」の寅さんは天賦の営業マン(040)

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筆者は山田洋次さんの「男はつらいよ」が大好きで48作全作品を観ました。
「人情深い日本人と家族像」を描く山田洋次さんの作品に安らぎを感じて来ました。
昨夜5日毎週土曜日夜BS7で行われていた再放映が終了しました。

45作だったか46作で、成人になった甥の満男に、テキヤで鍛えた営業のやり方を教えるシーンがありました。
題材は鉛筆2本 例の「柴又の虎屋の茶の間」で甥の満男にこれを俺に売ってみろ、、とロールプレイを仕掛けたのです。
満男は、「鉛筆2本あります、一本50円(正確には覚えていません)の商品ですが一本10円にします。買いませんか?」
寅さん 「要りませ~ん!!」
ダメだね、、、満男、、おいちゃんならこう売るよ。
「小さなころお袋が寅しっかり勉強するんだよ、、とひび割れした手で毎日鉛筆をナイフできれいに削ってくれた。
だけど俺は勉強きらいでその鉛筆で落書きするだけだった。鉛筆見るとお袋を思い出すのよ!!安くするから持って行きな!!」
ここで叔母ちゃん、叔父ちゃんが買った、買った、、と応答。
やっぱり寅は違うね、、と茶の間が爆笑。正確には覚えていないけど大体こんなシーンでした。

寅さんは、
・雑談の名士、商談に入る前段階のお客さんとの雑談や世間話で苦労することはない
・無秩序でありながら誰とも何処でも初対面の人の懐に入ってしまう無警戒感
・売り上げ、利益目標を持たない自由営業
ファンタジックの世界であるけど、優秀な営業マンだと思いませんか?

山田監督は38歳の時(1968年)にTVドラマで「男はつらいよ」を始め、寅さんがハブに噛まれて死んでしまう場面で放送を終わらせてしまったのでした。所が「何で死なせたのだ?」と思わぬ大反響が起こり
「寅さんは自分のものではなかったんだ!!」世の中の人のもので勝手に止めてしまってはいけないことに気付き、1969年から松竹映画「寅さんシリーズ」が始まり1995年まで全48作になったのでした。
45作ぐらいから肝臓を悪くしていた渥美清さんは翌年の1996年に亡くなり48作が最後となったのでした。

(テキヤとは祭礼時の寺社の境内や参道、また各地方の祭りの際に、簡易の屋台を出して食品や玩具などを売る商人のこと)

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山田洋次監督はインタビューで、俳優について語ってます。
俳優は自信たっぷりの時よりも迷っている時が良い演技をすると。

「高倉健さん」はやくざ映画を止めてこれからどうすれば良いか?迷っている時に「幸せの黄色いハンカチ」で新境地を見出し、
「武田鉄矢さん」は、海援隊が落ち目になってきて九州に帰ろうか?迷っている時に「幸せに黄色いハンカチ」の若者役で新天地を拓いた。

山田監督のこの一言、我々営業マンも苦しんでいる時こそ新境地を見つけチャンスになるのだと思いました。

寅さんを思い出しながら、出来る営業も出来ない営業も実は紙一重 というテーマを追いかけてみたいと思います。



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