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一口に広報といっても内容はさまざま。現場での広報活動の実際をご紹介します

広報担当者の喜び

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本日、ある広報関係者とお茶を飲みながら広報談義をしてきました。
なんだか最近、このブログのおかげか、広報について語る機会が増えてきて、自分の仕事を掘り下げることが多くなりました。

この方(仮にAさんとします)は、長い間広報業務に関わってこられた方です。先日書かせていただいたBさんと同様、熱く広報を語る方です。Aさんにとっての広報の喜びをお聞きしたところ、「魂こめた広報ができて記者さんの理解を得られ、長い時間かけていい関係を作って、やっと記事が出るようになると達成感あります」との回答が。広報を単なるマーケティング・ツールではなく、コミュニケーションそのものとしてとらえていらっしゃいます。

まったく同感です。
ちなみに私が最近うれしかったことは、こうして広報の仲間が増えてきたことがまず一番にあげられます。それから、クライアント企業から、「記事を読んだお客様から電話があって、製品の説明をしたら売れましたよ!ありがとうございました」と言われた時も、ひとりで小さなガッツポーズを作りました。とても単純なのですが、純粋にクライアントの役に立てたことがとてもうれしかったのです。

その下地として記者の方とのコミュニケーションが成立したこと、その上でメディア(および読者)のニーズとして記事が掲載されたこと、結果、その製品を必要としていたお客様にメッセージが届き、購買という形で成果が出たこと。

これらすべてがうまくいくことはめったにありませんが、こうした一連の流れのうち、一番重要で一番むずかしいのは、下地となるメディアの皆さんとのコミュニケーションの成立ではないかと思います。

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