佐々木俊尚さんのグーグル本

先日、人間ドックに行った時の待ち時間を利用して、佐々木 俊尚さんの「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」を読みました（新書本サイズはこういう時に便利です）。たぶん、このブログの読者の方であれば既知の内容が多いと思いますが、よくまとまっており、グーグル賞賛だけではなく、同社の様々な課題についてもバランス良く触れられていて良かったです。一読をお勧めします。自分的には、「一般向けの書籍というのはこういう風に（かみ砕いて）書かなければならないのだなー」という点でも参考になりました。

本書では、グーグルの課題として、

• Google Newsの著作権問題
• グーグル八分問題
• グーグルAdSense狩り問題
• グーグルによる情報支配の問題
• 中国での検閲問題

等について触れられてます（個人的には、同社のソフトウェア/ビジネス方法特許戦略についても触れて欲しかったですが）。

グーグルのソフトウェア特許の分析については、どこかでまとめて発表したいと思っています（サイズ的にちょっとブログで書くのは厳しい）。現在、会社のWebサイトをXOOPSベースでリニューアル中（連休明けには公開予定）なので、最初のダウンロードサービスとして提供しようかなとも思っています。