IT業界来し方行く末:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) IT業界来し方行く末

IT業界にどっぷり浸かって40年以上現役です。温故知新。人にとってITとは何かを問います。

ユーザと話していると、システム開発の見積は、なぜこんなに違うのですかと驚愕のまなざして質問されることがある。見積を何社かから取ったが、倍以上の開きがあるといった類の話だ。
システム開発ではないのだが、実は私も自宅の外壁塗装などする必要があって、このところ3社から見積を取った。安いところと高いところでは40%くらいの開きがあった。よく聞くと材料に何を使っているか、工法がどうか、中間マージンや利益をどのくらいとっているか、だいたいこの3要素で開きが出るらしい。
しかし、こちらは素人だから、説明されてもよく分からない。できることなら、3社呼んで、各社の見積書をお互いに批判なり質問してもらって、それを腕組みして聞き、その上で発注先を決めたいと思った。
ユーザの立場で考えると、システム開発でも、同じようなことができたらいいだろうなあと思った。そうすれば、営業の接待で仕事が決まるようなこともなくなるだろう。とにかく無駄なことは一切許されない時代になったのだから、システム開発においても見積をみえる化し、安くて良い提案をしてきたところに発注する努力は必要だ。

katakai

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コメント
梁山泊 2009/02/11 14:51

発注側が議長になり、応札各社に一同に介してプレゼンしていただき、A社の提案につき、××の点で懸念があるが、B社さんはどう思うか、などを言わせることができれば素晴らしいと思います。
しかし、議長になる側は相当な知識・経験・采配能力が求められ、かなり難しいのではないかと思います。もちろん、理想的です。
私が顧問先で実践していたのは、別々にプレゼンしてもらい、「××の機能について、ある会社からは、~というご提案をいただいていますが、御社ではこれをどう考えますか」、という聞き方にして
反応を見る様にしていました。単なる他社批判ではなく、建設的な良いコメントを貰えることが多々ありました。もちろん、批判だけで、ではどうするかにつきアイデアを提示できないところの評価は低くなりますし、当意即妙に答えられずに、持ち帰ってというところの評価も低くしました。費用面はともかく、即答できる知識・経験・見識の持ち主からなる体制でプレゼンに臨むべきとの考えからです。
また、提案内容がバラバラにならないように、提案書に盛り込むべき項目と順番を決め、枚数、文字のフォント、サイズも指定していました。これはどこでもやっていると思います。プレゼンの巧いところに騙されない様(羊頭狗肉の排除)、実際にプロジェクトに携わるチームのリーダ(開発保守体制図に載っている責任者)にプレゼンしていただくということもやっていました。プレゼンは巧くなくても、誠意が伝わり、良いものを確実に作ってくれそうと思わせるところはあります。残念ながら、見込み違いもありましたが・・・
中小中堅企業や自治体、医療機関でここまでできる(やる)かというと、現実的ではない場合が多いという問題はあると思います。ITコーディネータは中小中堅企業のIT推進を支援するという主旨でできた資格ですが、この方達に面倒をみてもらう?もちろん、情報工学部門の技術士、中小企業診断士の皆さんでも構いませんが・・・

テクネコ 2009/02/12 15:55

各社の比較と判断を発注者社内でできればベストですが、しっかりした情報システム部門や担当者がいないところでは、現実は無理なことが多いです。このような場合が弊社の得意とする所です。(すみません、ちょっと営業モード入ってます)
弊社では要件をヒアリングしてRFPを書きます。SI会社のコンペも仕切ります。システムの値頃感もしっかりチェックします。
提案書を書いた本人にプレゼンしてもらうことは、うちでもやっています。これはいい方法だと思います。
実際のところは、この辺を社外に有料で依頼するという発想がまだあまりないようで、弊社の営業力不足もあって、なかなか依頼が少ないのが残念です。

片貝孝夫 2009/02/12 17:12

コメントありがとうございます。
お二方のようなコンサルを必要としている企業は、本来たくさんあると思います。
コンサルタントの活用としては、最も有効な方法だと思います。短期間で知恵を総動員していただくのですからね。
ITメディアで応援してくれるといいですね。

山嵐 2009/02/12 18:51

テクネコ氏のコメントに、“要件をヒアリングしてRFPを書きます。
SI会社のコンペも仕切ります。システムの値頃感もしっかりチェック”
とありましたが、ご指摘のように、これを有償で依頼するという環境
にないのが実情です。下打合せが済み、御社に決めるから、RFPを
作って、と依頼されることは普通にあります。そのRFPを各社に配り
応札させて、公平を装うセレモニーをして、その会社に発注。よく聞く
話しです。その会社のバッチを貸してもらい関係者の顔をして、デモ
やプレゼンに同席して評価をする等ということもあります。
当事者意識不足の典型だし、内部統制が厳しく運用されたら困る
のではないかと思います。しかし、これが現状です。
実は、今、ある外郭団体の案件で、この状況に遭遇しています。
発注するから、というニンジンをぶら下げる敵に対し、「コイツ!」
と思いながらも・・・
導入側の意識改革、必要です。自分自身のためなんですから!
出来なかったら、テクスコ氏のようなところに有償で頼むくらいの
姿勢が欲しいと思います。家を建てることに例えれば、建設会社
とは独立した建築設計事務所的な位置づけの機能を持ったところ
が必要ではないかと思います。


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リッチクライアントBiz/Browserのエバンジェリストとして啓蒙活動をするのが現在の主な仕事です。そのほか、企業の顧問として、事業戦略や営業活動をお手伝いしています。ユーザの視点からITを語ります。

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