プログラミングでメシが食えるか!?

ようやく満足できるハイブリッド型カスタムIEM完成!

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だいぶ前に中国から購入していたダイナミック型ドライバが10個あります。

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このドライバのポイントは音の出口がチューブに接続しやすい形状ということです。ダイナミック型は毎回ドライバの正面型の音をどうやってチューブに導くかが大変なのです。

あまりにも安いので10個まとめて買っておいた感じですが・・・。

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届いてすぐにこんな感じで周波数特性を見たり、

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こんな感じに無理矢理聴いてみたりしていました。

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能率が低いものの、ダイナミック型は大抵能率が低いのでこんなものだろうと、他のダイナミック型完成品の周波数特性と比べてみました。聴いた感じが似ていたTFZ-S5はかなり似た感じです。わりと落ち着いたごく普通の音という感じでしょう。

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ダイナミック型1発ではかなり派手なmo-x6に比べると高音が出ていません。

これはやっぱり低音用に使い、BA型に高音を任せてハイブリッドタイプにしたいところです。

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どうせなら、せっかくドライバがたくさんあるので、片耳で2個ダイナミック型ドライバを使いたいと考え、1個と2個で比較してみると、やっぱり2個の方が低音側に特性が移動しますね。5kHz付近に嫌なピークがありますが・・・。

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高音用BAドライバは、前回のBA型3ウェイ用のドライバを買った際にもう一組買っておいたEDを使います。こんな感じでダイナミック型2個+BA型1個で測定して検討します。

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高音用EDのハイパスコンデンサの容量を変えてみたり、音響フィルターを変えてみたりして、一応こんなドンシャリ型の特性にできたので、これでいくことにします。まあ、実はドンシャリを目指すことより5kHz付近の嫌なピークを抑えるのに苦労しました。

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問題はシェルへの組み込みです。2個の10mmダイナミック型ドライバはそう簡単に入りません!上の写真のチューブの状態では無理で、現物合わせでチューブも作り直し、さらにシェルもリューターでより薄く削り、ようやく入れました。耳が大きい私でもギリギリなので、普通の人では相当シェルの高さを増やさないと入らないでしょうね。

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フェースを作る前にこの状態でフィルターなどをいろいろ試行錯誤しましたが、結局最初に決めたとおりで満足できました。ちょうどUltimateEars唯一のハイブリッドタイプ5EBと同じような特性になりました。これはかなり満足な状態です。

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体調が悪くてなかなかフェースを作れなかったのですが、ようやく完成しました。前回と同じロゴを使いましたが、今回はUltimateEarsの真似をする必要もないので、久しぶりにメキシコアワビを使いました。とはいえ、あまりロゴの手作り感が目立たないように青を強めにしたので、シックな仕上がりです。

ダイナミック型なので一応空気穴を開けてあります。

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苦労して入れ込んだダイナミック型ドライバ2個が光っています!

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今回も前回同様、テカテカの仕上がりにできました。

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完成した状態での周波数特性です。左右もまずまず揃っています。この音はかなり癖になる音です。今までダイナミック型を使ったハイブリッドは2個失敗していて、今回はとにかく中高音の嫌なピークを抑えることを念入りに行ったおかげで満足できる音になりました。ダイナミック型はそもそもドライバをどう組み込むかで苦労するので、音の調整にまでなかなか手が回らなかったのですが、このドライバはチューブへの接続が簡単なのでだいぶ気が楽です。

BA型のみにくらべると能率がやや低いのですが、低音の出方はやっぱりダイナミック型ならではの自然で迫力もある音で、高音はしっかりBA型が繊細に鳴らしてくれて、全体としてとても満足です!

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