プログラミングでメシが食えるか!?

LCRメータと自作カスタムIEM

»

今回はほぼ自分の記録のための内容です。。

カスタムIEMを自作していて、ずっと気になっていたのがインピーダンスです。直流抵抗はデジタルマルチメータで簡単に測定できますが、オーディオで重要なのは交流での抵抗ですので、やっぱりインピーダンスも測定してみたかったのでした。

ずっと作る方が忙しかった(?)のですが、ようやく満足できるものもできるようになってきて、心に余裕ができたので・・・

P1002620.jpg

買ってみました!まあ、安物ですが評判はなかなか良いものです。外出仕事の合間に買ったので、次の打ち合わせまでの40分間の間にスタバで遊んでみました。ちなみに、9V電池を入れなければ使えないのですが、プラスねじを4本回さないと電池は入れられません。プラスドライバーを普段持ち歩いている大切さが良くわかりますね!?

さて、今まで作ったカスタムIEMは自分用で8個もありますので、測定してみました。

P1002621.jpg

このLCRメータは100Hz,120Hz,1kHz,10kHz,100kHzで測定できるのですが、本当は周波数特性の測定のように20〜20kHzを綺麗に測定してみたいところです。が、それにはLCRメータではなくインピーダンスアナライザーが必要で、それは結構お高い値段ですので、我慢して測定できるものだけ測ります。

i-all.png

直流抵抗もLCRメータで測れますが、あえてデジタルマルチメータで測ったものを使っています。デジタルマルチメータの抵抗値とインピーダンスがどのくらい関係性があるのかも見てみたかったので。想像通り、大体低い周波数でのインピーダンスと同じ感じですね。

それにしても、カスタムIEMによってかなりインピーダンスは異なりますし、周波数による変化も大きいものからほとんどないものまで様々です。感じとしてはダイナミック型はあまり変わらない感じでしょうか。

順番にまとめておきます(自分のため・・・)。

市販の安価なダイナミック型1発のMO-X6のドライバを使ったもの

DSC07191.jpg

mo-x6.jpgmo.png

いきなりダイナミック型の自作は難しく、何度も失敗して、一応完成したこの状態でも失敗していて左右の特性が揃ってません・・・。ドンシャリで派手な音でボーカルはかなり癖を感じますがオーケストラなどは楽しめます。

RAB32257

DSC07183.jpgrab32257.jpgrab.png

小さなBA型フルレンジのRAB32257を使ったもので、とても簡単に作れるのに音はなかなかです。ボーカルものは一番素直で聴きやすい気がしますが、低音の迫力などが少し物足りず、ドンシャリ好きの私にはちょっと物足りない感じです。1ドライバだと中音域を音響フィルターで調整できないので、好みの音に調整するのが難しいのが残念なところです。一般的なユニバーサルタイプに比べれば、これを使ったカスタムIEMの方が密閉度や音道の関係で良い音に感じる人も多いと思います。息子はこのドライバを使って自分で作ってとても満足しているようです。

GK31732

DSC07184.jpggk31732.jpggk.png

3ドライバ2ユニット(CI+TWFK)とネットワーク回路が最初から完成した状態で販売されているGK31732を使ったものです。使う音響フィルターによって周波数特性はいろいろ変化させられますが、基本的にドンシャリ傾向でカスタムIEMらしさを手軽に味わえます。個人的には後に出てくるUE11Proなどに比べてちょっと切れ味というかバリバリした迫力が不満ですが、これだけを聴いていれば十分満足できると思います。

市販の安価なダイナミック型+BA型ハイブリッド Rockmasterのドライバを使ったもの

DSC07185.jpgrockmaster.jpgrock.png

店頭で試聴していい感じだったRockmasterのドライバや構造もできるだけ使って作ってみましたが、チューブの長さがかなり違ってしまうのと、低音出口の隙間が完全に再現できていない関係か、5kHz付近に嫌なピークができてしまい、聴いた感じも癖がある音になってしまいました。もともとは低音寄りの渋い音だったのに、低音が相対的に弱くなり、かなりイマイチです。

安物のダイナミック型ドライバとEtymoticResearch 6iのBAドライバを組み合わせたもの:これは記事にもしていない?

DSC07186.jpg6i.jpg6i.png

片側が低音がイマイチ出ていなく、まあ、それがなかったとしても4kHzあたりに嫌なピークがあり、とてもイマイチです。6i単体と大差ない感じもします。もうダイナミック型ドライバは諦めるかと思ったほどでしたが・・・。

UE11Proを自分でリシェルしたもの

DSC07187.jpgue11pro.jpgue.png

中古でUE11Proを入手し、自分でリシェルしました。このおかげで、自分の好みの音の周波数特性が分かり、目が覚めた感じです。もともと高音の繊細さが好きだと思っていましたが、実は低音もしっかり出ていて、中音が弱めのドンシャリが好きだったのだと自覚できたのと、本物のカスタムIEMのレベルが分かったので、少し高い出費でしたがこれを作った価値はとても大きなものでした。

UE11ProをKnowles製BAドライバだけで再現することを目標に作ったもの

DSC07188.jpg3way.jpg3way.png

UE11Proの音色が気に入り、自分自身で作り出したかったのですが、Sonion製ドライバは入手が個人レベルでは難しいので、Knowles製ドライバだけで再現することを目標に頑張りました。CI+DTEC+EDですが、DTECはかなり違った気がします。が、何とか音響フィルターでごまかし、それなりに似た感じにできました。UE11Proよりは少し低音が弱く、逆に中高音は華やかだと思います。シェルの仕上がりも過去最高で、お気に入りです。

中国から取り寄せた10mm径ダイナミック型ドライバ2個+ED

DSC07190.jpgdynamic2.jpgd2.png

何となく音作りのコツが分かった気がするので、あらためてダイナミック型にチャレンジしました。安くてたくさん買ったので、片側2個使い、EDを高音でまとめました。シェルに全部入れるのが大変でしたが、最高のドンシャリで、この低音は癖になる感じです。高音もEDで綺麗に出ていて、オーケストラは最高です。ボーカルはちょっと引っ込みますが嫌な癖はないので十分聞けます。

8個作って失敗作は2個なので、まずまずの勝率でしょう。

ところで、ケーブルも8本あるのでインピーダンスと静電容量を簡単に測ってみました。

cable.png

これまた結構違うものですね。まあ、特性と音色の好みは必ずしも一致しませんが。

とりあえず、自分自身の整理という感じで全部作ったものを載せてみましたが、カスタムIEMを発注するか自作するかの選択で、お金がなかったことから自作を選んだのは正解でしたねぇ〜?8個も注文は絶対にできませんし、これだけのノウハウを得られたわけですから(なんの役にも立たない気もしますが)。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する