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プログラミングでメシが食えるか!?

社内勉強会:庭師の仕事

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今日も毎週定例となっている社内勉強会に参加しました。今日のお題は「庭師の仕事」。今日の講師は少し前からIT製品開発販売事業に加わってもらっているK君で、彼の前職は「庭師?」だそうで。

私は、「自分が専門だと考えている分野以外の話を聞くことは、専門分野の話を聞くことの数倍価値がある」と思っています。自分が専門だと思っている分野はそれほど苦労しなくても情報は集められますが、専門外のことはそもそもキーワードすら思いつかないわけです。

さらに、その話が今すぐ役に立つとは限らないかも知れませんが、新しい知識は頭を活性化してくれますし、その分野の話題になったときに「詳しい人を知っているよ」と紹介することもできます。

K君は庭師と言ってもプロに弟子入りして修行を積んだわけではないようで、知り合いから豪邸の庭の手入れを依頼され、試行錯誤しながら数年間手入れを続けたのだそうです。作業をするときの服装・道具から虫対策・雑草対策など経験者が語る話は実に面白いものでした。

勉強会は聞くだけでなく、講演する方にも良い勉強になります。事前に話しの流れを考えながらスライドを準備し、講演の進め方も実際にやってみなければいつまでも上手になりません。

雑学レベルであっても幅広い知識を持っていることは、私の経験上とても重要で、たとえば仕事の現場で初めてご一緒する人と雑談でコミュニケーションできるかどうかは、その後の仕事の質が全く変わるくらいの影響力があるものです。コミュニケーションの基本は「自分は」「私は」ではなく、相手に話をしてもらい、心を開いてもらうことだと思っています。例えば初対面で相手の腕時計を見て、それがスポーツウォッチであれば「ランニングかサイクリングが趣味ですか?」と話しを切り出せればその先は話しが盛り上がることが期待できますし、AppleWatchであれば「ガジェット好きですか?」と、ロレックスなどの機械式時計であれば「私もずっと憧れている時計ですね!」と話しのきっかけが作れます。実際、私もそうやって声をかけてもらうととても楽にコミュニケーションできますし、それを期待して、こうやってブログやSNSで自分の情報を書いているわけです。

ということで、様々なメリットがある社内勉強会、ますます盛り上がっていって欲しいものです!

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