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プログラミングでメシが食えるか!?

運動会での息子の意地と、一眼レフ

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昨日は中3の息子の運動会でした。

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私は子供が小さい頃を最盛期としてカメラの趣味もありましたが、子供が大きくなり、旅行に行くことも減り、自分も時間的・精神的に忙しくなったこともあり、ノンビリ写真を楽しむ余裕がなくなったことと、銀塩からデジタルに変わり、メカとしての楽しさが減ったことから、カメラ関連はどんどん手放してきたのですが、下の子が中学の運動会を終えるまではと、この高性能望遠ズームだけは残しておいたのでした。

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スマホで撮影するとこんな状態で・・・

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70-200mmズームレンズに1.4倍のエクステンダーを使い、200mm x 1.4 x 1.5 = 420mm相当でここまで綺麗にアップにできます。

昨日は最後の役目を果たしてくれました。


さて、息子は私に似ず、運動神経が高く、昨年の運動会では選抜100m走で学校記録を更新すると豪語し・・・

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確かにぶっちぎりで速かったものの、ゴールで減速する癖があり、わずかに記録更新はならず。しかも、息子の走り方はドタバタ走りなので、「速いけど汚い走り方だよね〜」とか、家族があまり褒めていなかったらしかったのです。

「今年は800m走に出るから」ということで、短距離が速いのは昔からだけど、中距離以上はダメなんじゃない?と思ったものの、息子は見に来て欲しいというので、自信があるのでしょう。

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800m走は3学年一緒に、クラスから1名ずつの選手が一度に走ります。200mトラックを4周するので、一番個人が目立つ競技でもあります。

スタートは滑って出遅れ、1周目は抜くのに少し苦労した様子でしたが・・・

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2周目からは2番手くらいを走り、自分のクラスの席の前では手を振る余裕。。

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4周目でトップに立つと、あまり苦しそうな表情もせずにそのまま1位でゴール!

実はお姉ちゃんには「1位になるから見に来て」と1位を予告していたのだそうで。

どうやら、昨年100m走で頑張ったのに、あまり褒めてもらえず、何をしたら一番褒められるかと考えて、一番頑張りが見せられる800mに出たのだとか。

あぁ、親としてちゃんと褒めてやってなかったのだな、と反省したと同時に、普段は忘れ物やごまがしなどで「なにをやっているのやら?」と思っていた息子でも、ちゃんと考えて結果を出すこともあるのだな、と感心したのでした。もちろん、今回は「今までで一番頑張った結果を見られたよ」と、たっぷり褒めてあげました。

肥満児で運動が苦手だった私にとっては、800mで全校1位を取ることなどどう頑張っても無理でした。息子は生まれながらに運動神経が良かったのかも知れませんが、いずれにしても、やろうと思って結果を出したのは素晴らしいことです。このまま高校受験も同じくらい気合いを入れて欲しいものです・・・。

もともと優れていることは、意外と褒められにくいものなのかも知れませんね。いつもできているので、周りはできて当たり前という感じになってしまうのでしょう。私の場合は子供の頃に、マラソン大会はビリ付近でも完走したことを褒められる一方、テストで偏差値74を取っても当たり前という雰囲気だった気もします。。

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無事に役目を終えた望遠ズームレンズとエクステンダー、カメラ本体で最後に我が家の薔薇を撮影し、綺麗に手入れをして手放す準備をしたのでした。

今でもこのレンズの性能は素晴らしいと実感できるのですが、大きくてなかなか普段使いませんし、今どきはミラーレス一眼、あるいはスマホで撮影したものでも、ソフトウェアで綺麗に加工すればそれなりに見られる写真にもできます。スポーツや野鳥の撮影ではまだまだ一眼レフの優位性はありますが、普段はそれほど差が出なくなりつつありますね。

普段は余計なことばかりして親を苦労させる息子ですが、楽しそうに運動会で活躍する息子を、見て、撮影できて、珍しく(?)親として満足な一日でした。

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