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プログラミングでメシが食えるか!?

DHCPv6の負荷テストツールを無償公開!

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私の勤務先ではDHCPサーバ製品をProDHCPという製品名で10年ほど販売してきました。DHCPサーバは、家庭ではルーターに付属しているものを使う場合が多いでしょうし、会社などでもネットワークの規模が小さければルーター付属・Windowsサーバ付属・LinuxなどでISCのオープンソースを使うなどで十分間に合うことがほとんどでしょう。

ProDHCPは回線事業者や大規模組織で多く使われています。ProDHCPの長所として「設定反映が高速」「払い出しが高速」「払い出し状態の完全なログ記録」などの機能・性能面を評価いただくことが多いのですが、実は「迅速確実なサポート」がポイントだと評価いただくことも多いのです。

オープンソースならソースコードを確認することで全ての調査ができるではないか?と思うかも知れませんが、DHCPサーバの処理はそれなりに複雑で多機能です。私でもISCのDHCPサーバのソースを読んで完全にサポートしてといわれたら逃げ出します。ProDHCPは基本的に私が全てのソースコードを書きましたし、私のコーディングスタイルを理解していて、情報も共有している当社メンバーなら完全なサポートができます。ちなみに、IPv6用のProDHCPv6は私ではなく、私のソースコードをベースにメンバー達が開発を担当しています。サポート力を高めるためにあえてそうしました。

ProDHCPは当社製品としての販売の他に、OEM提供もしており、10年間でとてもたくさんの実績があります。

さて、昨年、DHCP関連への取り組みのひとつとして、負荷テストツールを無償公開しましたが、昨日、IPv6用の負荷テストツールも無償公開を開始しました。ProDHCPサポートサイトの公開資料ダウンロードページで公開中です。IPv4用の負荷テストツールと同じ使い勝手で、簡単に払い出し性能を測定することができますし、細かくオプションなどを指定したテストを行うことも可能です。IPv4用でもDHCPの負荷テストツールはなかなかありませんでしたが、IPv6用はさらにないので、無償公開によって便利に使っていただければと考えています。

IPv4,v6用とも当社メンバーU君の力作で、無償公開にするのはもったいないくらいなのですが、DHCPの負荷テストに困っているという話はよく聞いてきましたし、当社のDHCP関連への取り組みを知っていただくきっかけになればということでの無償公開です。

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