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プログラミングでメシが食えるか!?

年始の挨拶:朝礼での話し

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当社は今日が仕事始めです。朝礼で、久しぶりにほぼ全員が揃った状態(年末は忙しくてなかなか揃わなかった)で話した内容を、書いておきましょう。

昨年は、ゴルフ練習場関連事業、IT関連事業、プリント基板配線関連事業ともに、後半に向けて良い状態で、年末には顔も合わせられないほどの大忙しという、うれしい悲鳴状態になりました。

過去を振り返ると、たとえばIT関連事業では受託開発でかなり稼いでいた時期が長く続いていましたが、今思えば、当時の好調は計算通りの業績というわけではなく、単にIT業界全体が好調であったり、たまたま良い仕事が続いたという面が強かったと思います(もちろん、個々に努力・苦労はありましたが)。

それに比べると、現状は「稼ぐべくして稼ぎ始めた状態」と言えるでしょう。ゴルフ練習場関連事業は常に改良を続けてきた製品が認められての受注が相次ぎ、IT関連事業でも、短期間で2000台を突破した販売実績を誇る不正接続検知/排除システム「IntraGuardian2」を始め、大規模ISP様などでの運用実績を増やし続けている高性能DHCPサーバ「ProDHCP」「ProDHCPv6」や、根強い人気を誇る回線遅延シミュレータ「Ethdelay」シリーズを中心に、自分たちが産みだし、提案するスタイルで業績につなげると共に、その技術力を背景に特注品や共同開発のご依頼に対応するなど、「当社ならでは」「当社だからできる」という仕事で稼ぐようになってきているからです。

我々のような小さな会社は、「レッドオーシャン」に飛び込んではいけません。体力勝負では勝てません。自分たちならではの分野で活躍する「ブルーオーシャン」に向かわなければならないのです。そのためには、どこかの下請けとしてぶら下がっている状態では駄目で、「固有技術」「得意分野」をしっかり築いておく必要があります。今、まさにそのような状態に向かいつつあり、成果も出てきている状況だということを、全員が認識して行動することが大切です。

こういう状態の中で、一人一人が気をつけることは、

・足をすくわれないように
 忙しいから、あるいは、それなりに稼いでいい気になって、従来から懇意にしていただいていた会社さんや、当社の製品を選んでくださったお客さんに冷たい対応をするようでは、あっという間に信用を失います。

・目標を見失わない
 忙しい時には、目の前の仕事を片づけることだけでも精一杯になるものですが、それだけでは、自分たちの目標に近づくことはできません。忙しくても、少しずつ目標に向かって前進する意識と、目標から逸れていないかを常に確認しながら進むことが大切です。

一年の初めに、このような明るい話しでスタートできることは、社員一人一人の努力の積み重ねと、関係していただいている皆様のおかげです。感謝の気持ちと共に、しっかり自分たちの役目を果たせるよう、今年一年、頑張りたいと考えています!

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