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プログラミングでメシが食えるか!?

プロジェクトファシリテーション・BEAT GOES ON

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先日のオルタナミーティングでいただいた書籍とCDの紹介です。

まずは、書籍。
「プロジェクトファシリテーション」
関 尚弘・白川 克 著
日本経済新聞出版社
ISBN978-4-532-31471-2 C3034
P1 P2
白川さんのサインはいただいたのですが、懇親会(2次会?)で少しだけお会いできた、関さんにもサインいただけば良かったと悔やんでます!

内容の要約はいつも通り書きませんが、良い本でした。考えさせられた点や感動した点がたくさんありました、読み終えた直後に書きたくなった内容だけ紹介します。

・経営層はそう簡単にOKを出さないというのは、担当側がより深く考えるきっかけになる
私の会社では創業者であり大株主の会長がそう簡単にOKは出さない人で、私も会長から了解を得るためには毎回苦労してきましたが、単に気むずかしい人の説得の練習に、というくらいにしか考えていませんでした。この部分を読んで、私自身も部下から相談がきた時に、まあ、やらせるか、ではなく、まだまだ甘いから駄目だ!と突き返さなければ、と反省させられました。。

・プロジェクトは人を成長させる
これは私もまさにそう思っていて、私自身も、今でもはっきり思い出せる難関プロジェクトを経験してきましたし、そのときに一緒にがんばってくれたメンバーも驚くほど成長しました。ただ、残念なのは、多くのプロジェクトは公開できないということです。本書のケースは自社内の改革と、それを支援したコンサルタントのプロジェクトで、公開することでマイナスポイントはほとんどなかったのだと思いますが、多くのプロジェクトはお客さんからの依頼仕事で、公開するとお客さんの内情が知れ渡ることになってしまうので大抵はNGなのです。
修羅場を経験することは大切な経験なのですが、それほど多くのチャンスがあるわけではありません。本などでそういう内容を読むことで仮想的に体験できるだけでも価値はあると思うのに、ちょっと残念です。
できるだけ守秘義務に触れないようにしながら、いろいろ書くようにしていますが。

とにかく、すばらしい本です。会社のメンバーにも読んで欲しいのですが、とにかく読みませんね。おそらく深層心理で社内に頼れる人がいるということが悪いのだと思っています。誰にも頼れず、自分で判断をしなければならない立場になると、多くの本を参考にしたいと思いますし、多くの人と知り合い、直接助けてもらうまでいかなくても、いろいろな話を聞けることはとても大切ということが痛感できるのですが、まだまだなのでしょうね(悔しいと思ったなら読むように>メンバー!)。

さて、もう一つ。音楽CDです。廣江さんの大学時代の軽音の仲間の方の自作自演CDです。
「BEAT GOES ON」
森 智彦
P3
この方は元々はドラマーだったそうですが、大きな病気の後、シンガーソングライターとして活躍されているそうです。山下達郎ふう、と廣江さんが言ってましたが、確かに似た傾向ですが、少し関西風のテイストを感じますね。特に歌詞に。
息子と一緒に聴いていたところ、2曲目の「笑ってヨン」が好き、と言ってました。私もちょうどそう思っていたので、趣味が似ているみたいですが、山下達郎ふうの綺麗なバック・メロディラインです。全体的に良い意味で人間くさい歌詞ですね。
私も高校時代から自作自演を趣味にやってましたが、歌詞は照れくさいのですよね。結局途中からはフュージョン系のインストばかり作っていました。オルタナブロガーには音楽好きが多く、是非趣味でのバンドとかも盛り上がりたいところです。若い頃は志向が会わないとか尖った者同士でなかなか上手く行かなかったのですが、歳を取って丸くなった今なら楽しくできそうな気がするのですよねぇ。

ということで、オルタナでは皆さんからたくさんの刺激をいただけています。私ももらうだけでなく、少しでも出さなければ駄目ですね!

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