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日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

Googleの創造性:9つの教訓

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"Nine Lessons Learned about Creativity at Google"というビデオを観ました。GoogleのMarissa Mayer氏(VP of Search Products & User Experience)が、Googleが創造的でいられる理由を9つにまとめた45分ほどの講演です。タイトルを意訳してみます。

  1. アイディアは、どこからでもやってくる。
    (Ideas Come From Everywhere)
  2. できるかぎり、シェアしよう。
    (Share Everything You Can)
  3. 優秀な人と働こう。
    (Working with Smart People)
  4. 夢を追う免許を与えよう。
    (License to Pursue Dreams)
  5. イノベーションとは、継続的な改善。
    (Innovation, Not Instant Perfection)
  6. データは中立。データで裏付けよう。
    (Data is Apolitical)
  7. 制約は創造性の母。
    (Creativity Loves Constraint)
  8. ユーザーありき。お金ではなくて。
    (Users, Not Money)
  9. 試みは、潰さずに変身させよう。
    (Don't Kill Projects, Morph Them)

"Nine Lessons Learned about Creativity at Google" - STVP Educators Corner

(STVPは講演を分解して上のような見出しを付けていますが、講演で実際に示された見出しとは少々異なっています。オリジナルは、講演を1つのビデオに収録したバージョンで見られます)

これは、個人として仕事をしていく上での心得にもなりますね。
ありがちと言って済ませず、自分の生活にインプリメントしていきたいものです。

「制約は創造性の母」を(生活を含めて)実践するシンプルな方法のひとつは
「いかにお金を使わないでそれをするか?」ということではないでしょうか。

つい外食などで気晴らしをしたくなってしまう3連休の最終日、
子どもと一緒に作れる食事で夕食をEntertainmentに変えてくれた
嫁さんの創造性に感謝しつつ、そう思いました。

製品やサービスを購入するときに、よく「時間をお金で買う」という理由付けをします。しかしこのとき、同時に創造性を発揮する機会をひとつ潰したことにもなります。YouTubeを高値で買収してしまったリッチなGoogleの挑戦は、いかに厳しい制約を自らに課し、創造性を促し続けるかという点になってくるのかも。

▼ネタ元
Good Morning Thinkers!: Google's 9 Rules

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