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日々の「ハッ、そうなのか!」を書き留める職遊渾然blog

Geekな生活のツケ

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「Geekなライフスタイルの健康問題」(Health Problems Related to the Geek Lifestyle ?)という記事を読みました。それによると、Geekな生活をしている人が抱えがちな問題は

  • ひどい睡眠衛生
  • 頭痛
  • 背中の痛み
  • 集中力の低下

だそうです。最後の「集中力の低下」が面白かったので要約&引用をしてみます。

一つのことに集中できない、会議中に寝てしまうなどの問題を抱えているGeekは多く、その多くはADD(注意欠陥障害)を疑っているそうです。もしあなたもその一人なら、まずは睡眠のパターンを見直しましょう。睡眠不足は注意力を大きく低下させます。

睡眠に問題がないとして、もしプログラミングには集中できるなら、遺伝的な注意障害とは考えにくい。著者は、Geekがシングルタスクをうまくこなせないのは、ある種の職業病ではないかという仮説を立てています。

The typical geek trains their brain to be heavily focused while multitasking day after day. Is it surprising that this same brain does not do well when forced to isolate down to one task? Listening in a meeting is a very isolated, very passive event. Coding, developing, debugging ― these are not passive at all. The geek brain is just not trained to sit quietly and listen.

Geekはマルチタスクをしながら神経を集中させるべく、脳を毎日毎日鍛えている。その同じ脳が、シングルタスクを強いられてうまく機能しないことは、驚くには当たらない。会議で人の話を聴くのはシングルタスクで、かつとても受動的なイベントである。一方、プログラミング、開発、デバッグ ― これらはまったく受動的ではない。つまりGeekの脳は、ただ座って話を聴くように訓練されていないだけなのだ。

一理あるかもしれない、と思ったのは、マルチタスクを要求されるもう一つの職業、いわゆる「マネジャー」にも似た傾向があるから。ヘンリー・ミンツバーグが30年以上前に『マネジャーの仕事』で明らかにしたとおり、マネジャーは細切れの仕事を強いられます。そして、たしかに聞くだけの会議に弱いマネジャーは多い気がするぞ ;-) 。

ただし、ただ話を聴くという体験も、想像力によってマルチに楽しめる余地はあるのではないか。たとえば、話し手の表情から発言の真意を読み取る練習をする。と同時に、話し手が話し終えるやいなや反対意見を言うとしたら何をどのように言うべきか、ストーリーを3つ考えてみる。と同時に、次に誰が何を言うかを予測してみる…など。

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