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情報共有基盤の再構築案件が増えてきているかも

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 ここ最近、組織の情報共有基盤を再構築したいので仕様書を書いてほしいという相談が増えてきている。この類は数年置きに定期的に沸いてきてブームになるのだが、再度またその時期が来たようだ。アベノミクスによる景気回復と税収増、WindowsおよびサーバOSの老朽化によるサポート切れ、そしてなにより多くのグループウェア製品自体が世代交替に失敗(あるいは諦め)て時代遅れになりつつあることが原因だと思われる。

 さてそうした最近の情報共有基盤の再構築案件で主テーマになるのは、やはりワークスタイルの革新である。タブレットやスマートフォンをはじめとしたPC以外のIT機器の急速な普及、個人が複数のIT機器を扱うマルチディスプレイ時代の到来、そしてなによりワークライフバランスを強く意識する時代背景から、従来とは違った情報共有基盤が求められている。

 こうしたワークスタイルの革新の為に、モバイルや在宅といった会社以外での業務遂行の支援や紙を端末に置き換えてしまう大胆なペーパーレスの推進役を情報共有基盤に求める組織は多い。こうした事情から最近の情報共有基盤の再構築案件においては、単なるグループウェアの更改案件ではなく"理想とするワークスタイル"実現の為の新しい情報共有基盤の構築案件として扱われることが増えている。

 そしてもちろん組織において既に10年以上の歴史を持つ情報共有の再構築においては、これまでに蓄積されてきた既存の情報資産の取扱いも大きな論点だ。ただし、既存の情報資産をそのまま残し今と同じような活用形態に留めることは、上記のワークスタイル革新とは時として相矛盾することになる。このブログでも過去に何度も書いているが、既存の情報資産については棚卸を行いきちんと整理したうえで、必要なものと必要な分だけ新しい情報共有基盤へ移行することが望ましい。

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