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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

Cybozu.comカンファレンスⅡに参加

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 昨日は東京ドームホテルで開催されたCybozu.comカンファレンスⅡに参加してきた。BtoBソフト主体の会社が行うビジネスイベントだというのに、なぜかアントニオ猪木やアイドルユニットのAeLLが登場するということで、会場は大賑わいだった。

 基調講演での青野社長の話は国産パッケージベンダーとしての矜持が伺える素晴らしい内容だった。記事にもある

「周りからはAWSを使えば楽じゃんと言われたが、うちのメンバーがやってくれました」とのことで、IaaSもミドルウェアも自社開発。

は、さすがだと思う。

 個別セミナーの中では"売上高500億円以下"というような具体的なターゲット層の話も出たように、サイボウズの製品群は基本的には中堅・中小企業向けで会場にはやはりその層の人が多かったようだが、今回は私のように大企業向け担当にも面白い事例が2つほど提示された。
 一つ目は基調講演のなかで紹介された「ほけんの窓口グループ」でのガルーンの導入事例。少人数の情報システム部員が残業ゼロで高信頼性で拡張性の高いシステムを利用するには、クラウドの利用が不可欠という話は、サイボウズに限らず今後の情報共有系インフラの検討の際には重要なポイントであろう。
 
 あともうひとつは、大槻さん主催の個別セミナーの中で紹介のあった、中古車販売大手ガリバーインターナショナルでのYammerの活用事例。社内チャットツールを導入して、社員が自由にコミュニケーションを行い、新店舗の運営の企画などの様々なアイデアを交換している事例は非常に参考になった。
 帰宅後に検索したところ「ガリバーインターナショナル、米国発の社内SNSでナレッジ共有」という記事がみつかったが、この記事の時よりも利用が進んでいるようだ。講演をされた 椛田 泰行氏とは名刺交換ができたので、機会があればもう一度詳しいお話を聞いてみたいと思う。
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