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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

エンタープライズ2.0 < エンタープライズ0.2

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 Techcrunchに"Web 2.0"という言葉はは死んだという記事が載っている。Web2.0で検索する人が減ったと嘆いているのだが、Web2.0というキーワードは死んだというよりは一般化して浸透したから検索されなくなったように思う。
 それと、先日小川さんがIBMerのくせにTwitterを知らないと怒っていらっしゃったが、IT系企業に勤めていたってインターネットは読み手側でしか使わず、たまに使っても検索エンジンで何かを調べるくらい。ITを使って物事を変革させるなんて立場でも発想も無い人は未だに大勢いるだろう。そしてそれでも全然困らない。そんなものだと思う。だから流行に敏感な層が一通り検索し終わったらそれ以上は広がらないのも仕方がない。

 さてWeb2.0の社内利用版にEnterprise2.0というキーワードもあるのだが、むしろこちらのほうが死にそうだなぁと思っていろいろ事例を検索していたら、マイコミジャーナルで「エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち -」というとても楽しい記事にあたった。

 アルバイトによる万引きを監視するためにカメラを設置するのにインターネット技術を使うのはセキュリティ面が心配、だとか言うなんとも不思議なバランス感覚を持つ社長さんを引き合いに2.0の手前のベースとなる1.0にすらほど遠い感覚を持つ人を「エンタープライズ0.2」と名付けたこのコラムは今後が楽しみだ。

 コラム内では根本の問題に立ち向かわないのを「0.2系」の特徴のひとつとバッサリ切り捨てているが、実際に「エンタープライズ0.2」な人はそこらかしこに居る。そしてこういう人は結構手強いから困るんだよね。

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