企業内SBMなんてのを試行している関係上、ソーシャルブックマークの面白い使い方や新しいアイデアについては手が空いたときにネットサーフィンしていろいろ見て回っている。
そんななかでちょっと気になる記事をみつけた。それはアイデアノートの「Buzzurlブックマークサービスからのアクセスが殆ど無い本当の理由」という記事。
この記事では、他のブックマークサービスに比較してBuzzurlサービスの場合は、
ブックマーク数上位=人気記事 Not= 記事アクセス数増加
にならないという事象からその理由についていくつかの仮説を提示している。そのうちのひとつめの、Buzzurlでは記事を読むまでに一度ブックマーク画面へ飛ぶ2段動作が原因しているという仮説には私も思い当たる経験がある。
現在私自身が試行しているイントラnewsingを使った自社内SBMでもブックマークされた記事タイトルをクリックしたときの動作は、初めはBuzzurlと同じようにその記事に関するコメントのページを表示するようにしていた。これは企業内SBMの導入効果として狙ったもののひとつに、記事をきっかけに社内での意見交換を活性化させるというのがあったからであるが、試行して判ったのはやはりこの手順にすると元記事までジャンプしてアクセスする人が少ないのだ。結果として元記事を読む人が増えず、企業内SBM導入のもう一つの狙いである日頃見過ごしがちな重要なニュースを提示して皆に情報提供するという目的が果たせないことが判ったのだ。結局開発元のマイネット・ジャパンさんと話し合ってイントラnewsingの今の仕様は、ブックマークされた記事タイトルをクリックしたらそのまま元記事にジャンプするように変更した。
だから、Buzzurlに関してはブックマーク大盛況になっても殆どアクセスは無い、という理由としてこの2段動作の仕様が影響しているというこの仮説はかなり信憑性が高い。
この記事では他に、ブックマークを多数行うことでブクマユーザーランキングがあがるシステムが、ブックマークを登録する一方だけでブックマークした記事を閲覧しないユーザの増加につながっているのではないかという仮説も提示してある。
私の経験から言ってこれも結構当たっていそうな気がする。よく企業内にナレッジマネジメントの支援システムを導入した後に、システムの利用率が上がらないことだけを問題視してデータ登録だけにインセンティブを与え続けて失敗した事例があるが、これに似ている。まずは入り口のデータ登録にインセンティブを与えるのは常套手段だが、そうしてデータが自然に集まるようになったら次はデータ利用側にインセンティブを用意したりランキングの集計方法を変更したりして、本来狙っていた効果が発生しやすい方に誘導していくことが大切だ。
そもそもナレッジマネジメント系のシステムについては通常利用しなくても日々の業務遂行には影響が無いことが多いので、システムの利用率は10%台とか20%台であることも少なくない。あまり利用率だけに固執しないことも重要なポイントの一つである。
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