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経済産業省調査結果、IT系は「情況把握力」、「ストレスコントロール力」が不足

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 経済産業省が企業の人事部に対して企業が職場で求める能力(社会人基礎力)に関して行ったアンケート調査(2006年10月実施)の結果が発表されている。それによるとIT系の我々は、もっと空気を読む力とスルー力を会得しないといけないようだ。

 社会人基礎力についてはここオルタナティブ・ブログでも既に、金田さんの「社会人の基礎力」、堀内さんも「社会人基礎力」、ボクらの生きざまSHOW!でも「新しい環境に向けての心がけ」と何度か取り上げられているのでご存じの方は多いかもしれないが、一応社会人基礎力を再度紹介。
 
 今回の調査で使った社会人基礎力は3分類12の能力要素から成り立っている。3つの分類とは、アクションの為の「前に踏み出す力」、シンキングにあたる「考え抜く力」、チームワークとしての「チームで働く力」である。「前に踏み出す力」をさらに「主体性」「働きかけ力」「実行力」の3つに、「考え抜く力」も「課題発見力」「計画力」「創造力」の3つ、そして「チームワークで働く力」は「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「情況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」の6つの要素といったように細分化されている。

 今回の調査はこの各能力要素について、企業が求める能力と不足が見られる能力をアンケートで調査した。さて、その結果であるが、以下に経済産業省の発表から一部を引用する。

 今回の調査結果によると、9割以上の企業が採用・人材育成のプロセスにおいて「社会人基礎力」を重視しており、特に、「主体性」(約7割)や「実行力」(約8割)を求めている企業が多い。他方、「主体性」や「課題発見力」、「創造力」に関しては、自社の若手社員の能力不足を感じている企業が多く、企業側のニーズと現実のギャップがあることが明らかになっています。 

 さらにこの調査結果では、企業における9つの職種別にも結果を分けて報告している。その中にはIT系という職種もあるが、このIT系では、「考え抜く力」が最も強く求められており「課題発見力」「情況把握力」「創造力」を求める企業が多いとのこと。そしてIT系に不足している能力としては「情況把握力」「ストレスコントロール力」が特に目立っているそうだ。

 以下、その部分の引用

そのうち、「情況把握力」、「ストレスコントロール力」の不足が、全職種平均に比較して目立っており、ニーズが高い能力といえる。

 IT系の我々は、会社でもっと場の空気を読みつつ鈍感力やスルー力も駆使してストレス耐性を身につけることを求められている!  らしい・・・

#操作ミスで書いている途中にUPした為に、後で一部内容とタイトルを変更させていただきました。

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