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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

セカンドライフは日本で定着するのだろうか、それとも

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 Second Life(セカンドライフ)が来月には日本に上陸するらしい。結構楽しみにしている反面、ちょっと懐疑的に思っている部分もあったりする。

 先日のMySpaceの到来のときにパソコン通信時代のAOLのことを思い出したように、今回のセカンドライフについてはなんとなく、昔のウルティマオンラインの上陸前に似た印象を受けるのだ。

 既に報道されているセカンドライフの内容は実に興味深いしなんか面白そうだ。仮想世界で実世界さながらに生活して、いままで出来なかったことや現実には難しいことを試してみたくなる。私も既に人生の年数をかなり刻んできたが仮想世界でこれをリセットできるという可能性とその誘惑は魅力的だ。
 
 でも最近セカンドライフが話題になる事は、ゲーム内でお金を稼いでリアルでもお金持ちになれる、仮面をかぶったアバターを介したコミュニケーションといった内容が多いように感じる。なんとなくもうひとつの仮想世界で暮らすという趣旨よりは、より判り易い一般人が認識しやすいほうへ流れていっているような気するのだ。別にこれはなんにも悪いことではない。でもこういう流れを見ているとなんとなく、こっちに特化するならなにもセカンドライフではなく日本でもっと、日本人好みのプラットフォームが提供されればそっちが盛り上がるようにも思えてくるのだ。
 毎度パソコン通信を引き合いに出して恐縮だがコンピュサーブを手本にニフティが日本独自の発展を遂げたように、仮想世界の日本版としてより可愛く、そして日本人好みな部分でよりディテールに凝ったものが直ぐに出て来てとって替わる可能性があるのではないだろうか。より実世界に近い仮想世界を新たに組み立てていくというような壮大なコンセプトは日本人には真似ができないかもしれない。しかしなんと言っても改善・改良や応用開発なら我々日本人は得意だ。実際日本のゲームベンダーがこのあたりについては、今のところ静観といった感じなのはかえって不気味に感じる。

 実のところ私はセカンドライフについては一旦登録を試みたのだが結局面倒になって途中で辞めてしまった。だからこんなことを書く資格はないのかもしれないし、このような予想はぜんぜん的外れかもしれない。ただセカンドライフの日本上陸は今年のビックニュースのひとつになると思うので今後も注目はしておきたいと思っている。

#うん、やっぱりこの週末にもうちょっと試してみておこう、Second Life。

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