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エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析

スケバン恐子は、「お笑い2.0」である?!

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 世の中で、Web2.0というのが流行っている(らしい)。そして何かにつけて従来のものを1.0とし、それに対する新しいめのものを「2.0的」といって分析をするようなものを最近良く目にする。 
 さて、私はお笑いが結構好きである。昔は末広亭に寄席を見にいったりしていたりもしたのだが、競技ダンスの現役時代にはTVすらほとんど観ることができなかった。最近の週末は「お笑い番組」を良く見る。実をいうとこのBlogのエントリーは週末にまとめて下書きを書いておき、その後日々仕上げていく事が多いのだが、この下書きを今「エンタの神様」あたりをみながら書いている。 
 そんなBlogの下書きを書きながら、桜塚やっくんの「スケバン恐子」を見ていてふとこう思った。

『桜塚やっくんの「スケバン恐子」は「お笑い2.0」っていえるのではないか?」』

 この「スケバン恐子」は、初出演依頼ほとんどかかさず見ているが、新しい笑いの形だ!(と思う)今のお笑いの大勢を占めるのは、ちょっとひねったことや変ったことを話すのだがそのときに話し方を工夫するというもののようだ。ひとつひとつの台詞にストーリや繋がりは無くても「ボソッと話す」とか「リズミカルに話す」とか「同じフレーズ(フレームワーク?)にのせて話す」とそれが結構ウケルようで、多くの芸人がこのやり方をとっている。
 ところが、上記であげた「スケバン恐子」がこれらと絶対的に違うのは、観客を掛け合いの相手に取り込んでいることだ。観客に「せりふ」や「効果音」を言わせてそれをネタに組み入れるというやり方はいままでのお笑いになかった手法だと思う。
 「スケバン恐子」も初期の頃は、観客に「つっこみ用のせりふ」を担当させておいて自分がボケるのを観客につっこませるという手法であった。ところが最近は、観客がアドリブで発言した「せりふ」に桜塚やっくんが突っ込み(フィードバック)をいれる手法にバージョンアップしている。
 従来の芸人が一方的に話をする1.0形式から、観客にも芸に参加させ、さらにそれにフィードバックを行うこの「スケバン恐子」はWeb2.0を語るときに言われる「双方向性への進化」の典型的な例ではないか?

 ITとはまったく関係ないのに休日にそんなことを思ったりして、お笑いはまったくの専門外なのについつい分析してみた。さあこのあとは「チャングム」だ!

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