クラウドの作り方、使い方、最新クラウド情報をお伝えします。

IBMが昨年買収したクラウドサービス事業社SoftLayerのハイパフォーマンスクラウドとは

»

このブログで、私が担当しているクラウドサービス「IBM SoftLayer」の話をちゃんとしていませんでしたので、今回はSoftLayerを紹介したいと思います。

Slcafedai


SoftLayerは、元々、旧SoftLayer社が提供していたIaaSサービスです。旧SoftLayer社は、2005年に米国のテキサス州ダラスで操業したクラウドサービス事業社です。
2013年7月にIBMがSoftLayerを買収し、現在IBMのクラウドサービスの一つ(IaaS)として提供されています。

SoftLayerについて、昨年まで、あまり聞いたことがなかった人も多いと思いますが、米国をはじめ海外では非常に人気のあるクラウドサービスで、人気のあるクラウドサービス事業者のランキングを毎月発表している「Hostcabi.net」のレポートでは、常にトップ5にランクされています。

Gartnerが2013年8月に発表した「Magic Quadrant for Cloud Infrastructure as a Service」でも紹介されています。2013年のMagic Quadrantでは、IBMによるSoftLayer買収直後であったため、IBMとSoftLayerが両方記載されていますが、その後、急速に統合がすすんでいます。それを証拠に、IBMはグローバル・クラウドの拡充に12億ドルを投資し、世界15カ国40カ所のデータセンターから、クラウドサービスを提供することを計画しており、既存のSoftLayerの13カ所のデータセンターとIBMの12カ所のデータセンターに加えて、15カ所の新たなデータセンターを開設予定です。日本でもデータセンターを開設予定であり、今年のMagic Quadrantでの位置づけは大きく変わる事が予想されます。

さらに、2014年の日経BP社のクラウドランキング「クラウド基盤サービス(IaaS/PaaS)部門」に、初めてランキングされ、日本でも急速に注目を浴びています。

---


ここで、IBMのIaaSを簡単にまとめてみたいと思います。現在IBMから提供しているIaaSは下記の2つになります。

1. IBM Cloud Managed Services (CMS)
旧「SmarterCloud Enterprise+」の名称が変更したもので、IBMが昔から提供しているマネージド・クラウド・サービスになります。

2. IBM SoftLayer
SoftLayer社買収により得たIaaSです。
元々IBMがもっていた同タイプのIaaS「SmarterCloud Enterprise」のサービスは2014年1月に終了しております。

---


そんなSoftLayerについて、2つの特徴を挙げてもう少し解説してみたいと思います。

1. 高速なグローバルネットワーク
最初の特徴はなんといってもネットワークでしょう。
SoftLayerは、全世界にある14データセンター、19のネットワーク接続点間で、高速で安定したグローバルのネットワークを提供します。
このグローバルネットワークは、複数のキャリアネットワークで構成された10Gネットワークで、2014年中にさらに拡張される予定となっています。SoftLayerのお客様は、このネットワークを無料で使用することができます。さらに、パブリックネットワークからのインバウンドトラフィックについても無料です。パブリックネットワークへのアウトバウンドトラヒックに関しては、仮想サーバーを使用していれば、1仮想サーバーにつき5TB/月まで、物理サーバーを利用していれば、1物理サーバーにつき20TB/月まで無料となっております。アウトバウンドのネットワークトラヒックが大量に発生する動画転送システムなどにはまさにうってつけのクラウドサービスではないでしょうか。

1


2. ベアメアタルサーバー(物理サーバー)
もう1つの特徴は、物理サーバーを仮想サーバーのように柔軟に制御できるという点にあります。
仮想サーバーはもちろんのこと、シンプルな物理サーバーであれば、数分で作成することが可能ですし、複雑な構成の物理サーバーでも数時間で作成することが可能です。
さらに、仮想サーバーのイメージを作成し、そのイメージから物理サーバーを作成する事も可能ですので、ステージング環境では仮想サーバーを使用し、本番環境で物理サーバーを利用するなど利用シーンに応じて使い分けることができます。また、2000以上のAPIを用意しており、物理環境を柔軟にコントロールする事も可能です。

2


みなさんのなかで、Youtubeで公開されているSoftLayerのネットワーク配線の様子を見たことがあるでしょうか。見た目がスパイダーマンカラーであることから、一部で話題になっていますが、誰がみても面白いと思いますので、お時間のある方は見ていただければと思います。(笑

Servers_backcables1


SoftLayerの各サーバーには5つのネットワークポートがあります。
2つのポートに赤いネットワークケーブルが接続、2つのポートに青いネットワークケーブルが接続、最後の1ポートに緑のケーブルが接続されています。赤のケーブルはパブリックネットワーク、青はプライベートネットワーク、緑は管理ネットワークに接続されています。

Server_network


各ラックのスイッチからは、10Gのパブリックネットワーク、プライベートネットワークに接続しています。

Diagram_rack


SoftLayerのネットワーク全体概要は下記のとおりです。前述したように、プライベートネットワーク、さらにそこから接続可能な他DCへのネットワークでのトラヒックは無料です。Public Networkでのインバウンドトラヒックも無料となっております。

Diagram_network_simple


と、この辺りで息切れ... (-_-;)

---

SoftLayerをもっと知りたい方は、下記のイベント、セミナーに参加されるといいと思います。私もほとんどのイベント、セミナーにいますので、ご興味のある方は是非ご来場いただければと思います。

IBM Software XCITE Spring 2014 – Japan
5/21 17:00 - 17:45「新たな潮流ベアメタル・クラウド!」
於グランドプリンスホテル新高輪

IBM Cloud Exchange 2014
5/19 (月) 10:00 – 12:30 ロイトン札幌
5/26 (月) 10:00 – 12:30 ヒルトン大阪
6/3 (火) 10:00 – 12:30 グランドハイアット福岡
6/11 (水) 10:00 – 12:30 ホテル日航金沢

SoftLayerナイトハンズオン(平日夜3時間で学ぶ速習コース)於渋谷 IBMイノベーション・センター
5/12 18:30 - 第1回 SoftLayer ナイトハンズオンセミナー
5/20 18:30 - 第2回 SoftLayer ナイトハンズオンセミナー
6/20 18:30 - 第3回 SoftLayer ナイトハンズオンセミナー
6/24 18:30 - 第4回 SoftLayer ナイトハンズオンセミナー

第1回 SoftLayer勉強会
5/23 19:00 - 於ビットアイルグループラウンジ

パートナー向け2日間技術セミナー(平日2日間かけて学ぶガッツリコース)
日本IBM担当営業へ問い合わせ

また、@kkitaseに連絡いただければ、都合がつけばご説明にあがれるかもしれません。

---


ご意見等あれば、facebook | twitter までお願いします。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する