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瞬時のひらめきと気づきの発想とがデザインするNewマーケティングヒント集

エレベーターの中にURL発見!

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昨日のランチは、ヒルトン東京@新宿の豪華ディナー。(ん?ランチにディナー??)
実は、娘の学校のPTA新年会のメニュー決め試食会だったのです。
何を隠そう、ワーキングママとPTA学年代表を兼業しているもので。。。(笑)

#生活者の感覚や声を肌で感じるには、PTAの集まりが一番なんですよ♪

エレベーターのURLワインの試飲までさせていただいたおかげで、真っ昼間からほろ酔い気分でエレベーターに乗った私ですが、ふと、妙なことに気づきました。
扉の上部、階数が表示される電光掲示板の下に hilton.co.jp と印字されているのです。
アドバイスや講演などで全国いろいろなホテルに泊まりますが、こんなところでURLにお目にかかったのは初めてです。

帰宅してよくよくチェックすると、紙の手提げにも、ポリ手提げのにも、しっかり目立つように hilton.co.jp と印刷されているではありませんか!
URL告知を、これほど積極的かつ徹底的にしているホテルは、あまり記憶にありません。
(ヒルトン以外で見かけた方、海外のヒルトンの状況をご存知の方、ぜひコメントください!)

もっとも、こんなことで騒ぐ人間も珍しいのかもしれませんが。。。(^^;

で、早速URLを叩いてサイトを覘いてみることにしました。
「みなさんぜひぜひ見に来てください!!!」 と呼びかけている割には、ページタイトル、トップページの内容、共に 「うーーん‥‥」 ですね。
ヒルトンインターナショナルくらいになると、全世界共通の決まりごとがあって自由に作れないという可能性もありますが、それにしたって、内容や文章くらい手を加えることはできるはず。

ここをご覧のみなさんには釈迦に説法だとは思いますが、サービス業関連企業のトップページは、自分たちが伝えたいことよりもまず、お客様が欲している情報+α(付加価値)をスムーズにご提供できることのほうが大切。
つい、お客様に訴えかけたいことを前面に押し出してしまいがちですが、ニーズに応えてこそWebサイトの存在価値はあるのです。
URLを見かけてフラッと訪れたお客様予備軍の方々であれば、彼ら、彼女たちニーズを醸し出すような、「読んでみたい!」 「行ってみたい!」 と思うような表現方法やデザイン、配置をしなくては!!
見た目がきれいなだけのサイトは、美人というだけで採用した受付嬢のようなもの。
来訪者への心配りや、好感の持てる言葉遣い、適切な判断等ができる美人でないと、会社の顔は勤まりませんよね♪

URL告知プランを担当する人(社内or代理店スタッフ)全員が、「告知をしたら次に何が起きるか」 を考えたなら、Webサイトを見直す必要があることくらい絶対に気づくはず。
Webプロモーションの具体的手法が身についていない代理店スタッフなどが担当すると、URL告知だけで終わってしまうんです。
少なからず資金を投資しているのですから、次の一手が仕掛けられていないのは、勿体無さすぎますよ。
せっかく面白いやり方なのに──私には、ちょっぴりヒントになったことがあったります。(^^)

全体を鳥瞰し、次の一手も先に仕掛けておくことが、プロモーションという仕事の面白さだと思うんですけれどね。

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