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母とコラボロウ~65歳の母のユーザー経験

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賢ちゃん。 クラシックにもいろんなのがあるのね。凄く良かったわー。この年になってこんな経験ができるなんて」 母を100万人のクラシック~シエナ・ドリーム・ブラスに連れて行ったときの母のコメントである。 これがまさしく「ユーザー経験」であろう。

 家にこもりがちで時々憂鬱な気分になるだが、体には人一倍気を使っている母が「モーツアルトが体にいいらしい」と言ってきたので(モーツアルト=クラシックだと思っていた)、私が持っていたクラシックのCDの中から比較的とっつきやすいものを貸したことから始まった。

 体にいいと信じて時々聴き始めたようだった。これまでクラシックと言えば「音楽の時間の難しくて退屈なもの」というイメージが少し取れてきたようだった。

 そこで、私が初めてウオークマンを聴いたときのような新しい体験をさせてみようと考えた。 母の日にiPodをプレゼントし、そこに、私の持っているクラシックCD「Ever!」シリーズを入れて渡した。 手紙には「毎日ウオーキングしながら聴いてください」と書いた。 iPodならウォーキングに身につけやすいしバッテリーの充電も週末だけで十分なので最適だと考えたからである。

 初めて試した感想は「音がいい!ウォーキングしている時のいつもの何でもないない景色が映画のシーンのように綺麗に見えて、毎日のウォーキングが待ち遠しい!」であった。生まれて初めての、言葉では表せない体験をしたのである。

 こうなると、さらに新しい体験させたくなるのが子供心。少しでも外に出る機会を増やせるという意味も兼ねて、クラシックコンサートに連れて行くことにした。私は始めてのコンサートでは爆睡した覚えがあるので、日ごろ聴いている曲が演奏され、かつ、安い「日本IBM管弦楽団」の演奏会に連れて行った。

 コンサートの何が新しい体験なのかと言うと、日ごろ聞いている曲のそれぞれの音がどのように出ているかが見れることであった。「あの音はバイオリンだったのね。ゆっくり長ーくひくんだ。へーー。」という感じだ。 そして、コンサート体験の二回目が最初に書いたシエナ・ドリーム・ブラス。 この演奏はとにかく凄くて楽しい。 木琴の独奏もここで始めて見ましたが凄い!最後には客席のみんなもノリノリで参加する非常に楽しクラシックコンサートであった。

 iPodという新しい技術による製品がきっかけとなって、年配の人でも「ユーザー経験」を感じられるようになった例であるが、パソコン会社であったアップルが作った「ユーザー経験」という言葉を、新生アップルが作ったiPodによって提供されたのも何か不思議なものを感じる。

 なかなか仕事の世界では本当の「ユーザー・エクスペリエンス」を感じさせられないが、せめて、家族と両親には定期的に経験させたいものである。

PS ユーザー経験という言葉を使ってみた。 なるほど便利である。 癖にならないように気をつけねば。

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Comment(2)

コメント

がつ

素晴らしいプレゼントですね。マネしたいです。
ユーザエクスペリエンスよくわかりました。

がつさん コメントありがとうございます。 また、飲みに誘ってください。

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