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マーケティングのはじめの一歩は消費者を理解することから。変化する消費者動向をとらえるためには仮説が大事。このブログでは消費者理解のための様々な仮説をデータに基づいてご紹介。商品開発・ブランディングのコンサルタントとして、あらゆる市場のイノベーションを目指して日々格闘している大久保惠司がお届けします。

mixi女子ってどんな人? -データからみるペルソナ図鑑(2)-

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前回に引き続き、ソーシャルメディアユーザーについて調べてみたいと思います。今回は「mixi女子」です。

【mixi女子を「ぺるそね」で調べてみる】

 日本のソーシャルメディアの草分け「mixi」。Twitter、facebookの大躍進の中で、キッチリと存在感を示しています。「クラウド型消費者分析ツール ぺるそね」で調べてみると全体の29,093人の内、mixiを使っている人は7,287人で25%、そのうち女性は4,299人で女性の27.5%となります。「ぺるそね」のデータの中では唯一、女性の方が多いSNSです。(ちなみに男性のmixi使用率は22.2%でした)Twitterの猛追を受けながらも日本のSNSのトップはmixiという結果でした。(2011年9月調査時)

SNSの男女別利用状況
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 では、この4,299名の方達を見ていきたいと思います。平均年齢は34.7歳で全体的には若く、約4割が20代です。当然、既婚率は低く、平均世帯年収も少し低めです。消費行動の特徴は、「売れ筋ランキングを参考にして買い物をすることが多く」「自分が周囲にどのように思われているか気になる」という傾向が強いようです。思われたいイメージは「斬新な」とか「独創的な」という傾向も強く出ていますが、「楽しい」や「ワクワクさせる」などの項目も高くなっています。

 関心が高いのは「携帯電話」で、「ケータイサイト」から情報を得る人が多いようです。また、「雑貨・インテリアショップ」に行く確率も高く、「恋愛・結婚」にも興味が高い層です。「ローリーズファーム」を好み、「iPod nano」で音楽を聴き、「赤リンゴ青リンゴ」などの果汁系飲料が好みのようです。

mixi女子の検索結果画面

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【mixi女子ってかなりフツーな女性達?】

 職業的には専業主婦が多く(31.3%)次いで会社員(21.0%)パート・アルバイト(16.4%)大学生(9.3%)と続きます。趣味を見てみると、「漫画」「カラオケ」「写真」「テレビゲーム」が女性全体と比較し1.5〜1.6倍。まあ、この辺りは年齢相関もあるのでしょうが、かなりフツーな感じがします。「恋愛・結婚」への興味が高いのは未婚者が多いからということになるのでしょうがこれもフツーかな?。あと、「ライブ・イベント」への興味が高いのも目を引きます。

職業
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 情報の入手経路を見てみると、PCサイト、テレビ、家族・友人・知人の口コミと続きます。また面白いことに、新聞から情報を得る人よりも雑誌から得る人の方が多く、ケータイサイトから情報を得ている人が女性全体と比較し1.8倍くらい居るのも特徴です。

 「売れ筋ランキングを買い物の際に参考にする」「自分が回りからどう思われているのかを気になる」というあたりも興味深いですね。もう一つ特徴として「周囲から一目置かれたい」という項目も全体と比較し高くなっていることを見ても、意外と他者というものを意識しているようです。つまり、自分だけが回りから浮いてしまうことを極力避けたい、という心理が垣間見えてきます。ちょっとフォロワー的な存在なのかもしれません。


【mixi女子の感性傾向は?】

 どんなところに買い物に行っているかというと、「イオンモール」「三井アウトレットパーク」などのショッピングモールや「丸井」「PARCO」などが特徴です。また、「フランフラン」「プラザ」「ヴィレッジヴァンガード」などのショップもお気に入りです。

好きな家具・インテリア系のショップ
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 好きなファッションブランドは「アースミュージックアンドエコロジー」「ローリーズファーム」「ナチュラルビューティーベーシック」と、若い女性の人気のブランドがチョイスされています(ユニクロは別格ですが、みんな持ってるので、それほど差がありません)。これらのブランドのポジショニングマップを見ると、年齢層が低く、世帯年収も多くないエリアに集まっています。

購入したお気に入りの服のブランド
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女性用ファッションブランドのポジショニングマップ

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 バッグは「サマンサタバサ」、アクセサリーは「4℃」「アナスイ」「アガット」などが人気です。これを見る限り、普通の生活感覚を持った女の子っぽいスタイルを好むようです。読まれている雑誌は「ノンノ」「スウィート」「姉キャン」「スプリング」などが女性全体の2倍以上の購入率となっています。このあたりのイメージをペルソナ・イラストにしたのでご参照下さい。

 面白いところでは、果汁系飲料のうち、特に果物のジュースが好きで、「ミニッツメイド」「トロピカーナ」「ウェルチ」なども好みます。この流れからか、お酒もチューハイ・カクテル系がよく飲まれているようです。中でも、サントリーの「ほろよい」がお気に入りのようで、女性全体と比較し1.5倍ほど選ばれています。最近のお酒メーカーのターゲット、若い女性の「お一人様家飲み」層の中心にいる人たちかも知れません。


ペルソナ・イラスト
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次回は「facebook女子」vs「mixi女子」のデータ比較からそれぞれの特徴を浮き彫りにしてみたいと思います。


*データは全て2011年9月「ぺるそね」調べ。n=29,093
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