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社員の時に見ていた店の状況、オーナーになってから見ている店。見ている方角が違うとこんなにも違うコンビニの光と影。お客様とは何にも関係無いところで巻き起こるあれやこれ。(笑

コンビニ加盟店は本部の労働者か?

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 こんなニュースが流れた。

 「店主は労働者」岡山判断に不服 セブン側が再審査申し立て
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2014040323444989/

 フランチャイズ契約をしているコンビニ店主は、フランチャイズ本部の労働者であり、団体交渉拒否を「不当労働行為」と、認定したとのことだ。
 当然ながら本部側は不服申立てをしている。

 これは、行方を見守りたい興味深いニュースだ。

 本誌側で少しコメントしたが(コンビニで展開されるキャンペーンが、つまらない理由)、コンビニオーナーが「労働者」と考えてしまういくつかの環境がある。
 一番の理由は、店の運営に必要な事柄がすべて本部に委ねられていることだ。
 商品の品揃え、価格設定、キャンペーンの企画から手配と。
 店で独自にやるとしたら、陳列を工夫したり、小さなオリジナルPOPを加えるくらいだ。
 人員不足の店ではそんな余裕もなく、やることは本部から言われたことだけだろう。そんな環境下にいたら「労働者」と考えるのも無理はない。
 オマケに、何を勘違いしたのか、本部社員の中には、店は自分達の手先だと考えている連中もいる。
 いつだか「黙ってやればいい」といった感じに言われたことがあって、頭にきた筆者は、徹底的にその社員を追い詰めたことがある(どのような追い詰め方かはご想像にお任せします)。

 筆者が自身を、本部の労働者と考えないのは、お膳立ては本部が用意してくれている。それは、バイトでもできるレベルでだ。
 じゃあ、バイトに基本業務すべてをやってもらい、あとは自分で好きなことをやればいいじゃないか。

 そう考えているからだろう。

 お陰で、このブログも続けてイケてるし、最近では、個人サイトも立ち上げた(コンビニ手稿)。
 確かに、労働時間は長い。休みもない。
 それでも、サラリーマン時代の訳の分からない呪縛からは、完全に開放された。
 労働時間が長いと言っても、最長時間を言えば長いと言うだけで、いつも長いわけではない。24時間働くこともあれば、5時間で終わることもある。(労働時間という概念がないと言った方が早いかも)

 本部の人間からしてみれば「もう少し働けよ」といった感じだろう。だけど、独立したんだから自由にやりたい。その為に、お膳立てができているチェーンビジネスを選択したんだから...

 なので、記事のような「本部の労働者」には、なりたくない。今の自由さが担保されて、労働者という立場になるんだったら都合がいいけどね(笑)

 でも、コンビニの契約内容に関しては一家言を持っているので、コレを機に見直せる環境ができるのはやぶさかではない。

ホームページを開設しました。

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まだ、コンテンツの充実はしておりませんが、これから完成に向けて動いていきたいと思います。

コンビニオーナー向けのページとなっております。

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