グローバル化する中で日本人はどのようにサバイバルすればよいのか。子ども×ICT教育×発達心理をキーワードに考えます。

HKT48指原莉乃さんと村上総裁の意外な? 文学性(完結編)

»

最後に自分を落として、本家を上にすることを忘れない

HKT48指原莉乃さんと村上総裁の意外な? 文学性(後編)」の続きです。(村上福之さんの「Ameroadが生まれてから売却するまでの五日間まとめ」の考察です。)

(15) 大反響。とりあえず、課金がちゃんと回っていることを確認。カネは動いている。テストのため、設定金額を9円以下にしたのはいいが、paypalの手数料が40円+3.5%かかることが判明し、賞味の売上がゼロであることが判明する。
ネタ感重要だが、売上もネタ化する。この点はネタになって欲しくなかった(笑)
http://blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2012/02/ameroad-693e.html より引用

技巧的にすごいという要素は持ちつつ、人間味あふれる一文。ものまねをするタレントの人たちはどんなに本家をネタ化しても、最後に自分を落として本家を上にすることを忘れないとホリさんが話していました。

波田陽区さんの「ギター侍」も他人をネタにしたときは最後に自分のなさけないネタを入れて「切腹〜」と言いながら倒れ込みます。売上もネタ化させているあたり、文学的ではないですがサービス精神を感じます。

参考:波田 陽区 『ギター侍の書

4820399101
Amazonで詳しく見る by G-Tools

永井千佳さんが「「こんなのあり?」 ヘタウマとウマヘタ」という記事で考察されていましたが、技術的には下手でも魅力があることがあるし、上手なのに心に響かないことはあるのではないかと私見では思います。

独特な間合いや節回しで弾かれるピアノは、「こんなのありなの?」と思わせるような演奏ですが、なぜか深くどっしりと響いてくる。「クラシックなんて聴いた事もない」という人々の心まで捉えてしまっています。
 
逆に、なんと贅沢なと思われるかもしれませんが、「上手すぎてなんだか物足りない」と感じてしまうことがあります。
「技術的に凄かったけど、なんだか心に残らない」ということはどんなことでもあると思います。これを「ウマヘタ」とでもいうのでしょうか。

http://blogs.itmedia.co.jp/nagaichika/2012/05/post-dc57.html より引用

Ameroadが作成された直後はITmediaやYahooニュースで読者が大盛り上がりをしました。その一因は技術的にうまいだけではなく作り手の強烈な個性や生き様も作品の面白さにつながっていたからではないでしょうか。

もし村上総裁のブログが単に「俺様は技術力があるんだ」という自慢に終わっていたならば、「すごいですね」で終わっていたように思います。

ネタ感満載で笑いを取りつつ、セキュリティなどきっちりする必要がある所はちゃんと作成。ネタ感を出す際に自分をやや落として本家を称える姿勢が感じられたから読者は共感したのかもしれません。

模倣する側もそれなりのスキルは必要

万一、本家を真似したのに出来栄えがひどかった場合、本家への嫌がらせになりかねません。本家へのリスペクトの気持ちで模倣・真似をさせていただく場合は一定以上のスキル・技量がないと本家へのご迷惑になります。

今回は「えっ、パクリサイト!? 」と冒頭で思わせつつ、やっている内容はちゃんとしているところが読者に好感を持たれた一因かもしれません。

まとめ

村上総裁のインタビューを拝読した限りでは子どもの時からマイコン少年という印象でした。が、実はブログ記事の序破急がちゃんとあるようです。

記事の構成をちゃんと考えて書かれている部分はプログラミングのアルゴリズムの組み立て方の影響なのか。それとも実は総裁が文学少年だったのか!? と惑わされます。

ちなみに指原さんは秋元康さんが『さしこ』という本の中で放送作家とか作り手に回ったほうがいいとアドバイスしております。「指原クオリティー」というブログもブログ開始時の頃の記事には序破急があるように見えます。

参考:指原莉乃1stフォトブック『さしこ』 (講談社 Mook)

4063896323

Amazonで詳しく見る by G-Tools

指原さんについての考察はまた別な記事で行えればと私見では思います。

村上総裁や指原さんが「本歌取り」をご存知の可能性は低いと私見では思っています。が、実は「そんなん知っとるよ〜」だったら……。真実やいかに!?

>>「【紹介】村上福之『ソーシャルもうええねん』つくらされた情報に踊らされない思考術」に続く

関連記事

  1. 村上福之さんのブログを文体解析した結果とは
  2. HKT48指原莉乃さんと村上総裁の意外な? 文学性(前編)
  3. HKT48指原莉乃さんと村上総裁の意外な? 文学性(後編)
  4. HKT48指原莉乃さんと村上総裁の意外な? 文学性(完結編)
  5. 【紹介】村上福之『ソーシャルもうええねん』つくらされた情報に踊らされない思考術

編集履歴:2013.12.28 23:51 「HKT48指原莉乃さんと村上総裁の意外な? 文学性(後編)」の後半部分を独立させました。冒頭の二文を追加しました。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する