グローバル化する時代に日本人が生き残るためにはどうしたらいいのか? ICT教育と文学研究している立場から、Japan cultureをキーワードに理系の言葉を文系の人にもわかるように噛み砕いて考察します。
はじめに
Special オルタナトークのお題「ブログ執筆のPDCA」。「ブログ執筆のPDCA」はグラフカタリストの伊藤 海彦さんがオルタナブロガー定例ミーティングで発表された「一人で回せる!ブログメディアのPDCA」のキーワードのようです。※私は開催される曜日は夜9時半まで勤務のためオルタナブロガー定例ミーティングに参加できませんでした。
そのためキーワードから推察した限りでは
- ブログを書く
- Google Analyticsで分析をする
- 行動を修正する
の3ステップを繰り返すものではないかと考えました。
講師をされた伊藤さんは「アイティメディアでリサーチ・アクセス解析・SEOなどを担当」されているのでアクセス解析のプロフェッショナルです。オルタナティブ・ブログに参加している方は著書の執筆経験があったり、元・編集者など書く行為でお金をもらった経験がある方が比較的多いように見受けられます。そのため伊藤さんがお話された内容は業務として無意識に行われている方もいらっしゃると思います。
私は執筆で生計を立てているわけではありません。そうなると「ブログのPDCAサイクル」においては素人という分類になるのだろうと考えています。私のような素人にも「ブログのPDCAサイクル」が実現できたら、読者にも自分にもワクワクする記事を書くことが可能になるのかもしれません。そこで私も「ブログのPDCAサイクル」を試してみたいと思います。
オルタナブログ「片岡麻実の人生サバイバル」を「ブログのPDCAサイクル」で見なおしてみた
ブログのPDCAサイクルとありますが、どのような意味なのか最初に確認をしました。
ヤフー辞書によると「PDCAサイクル」とは、
1)業務の計画(plan)を立て、2)計画に基づいて業務を実行(do)し、3)実行した業務を評価(check)し、4)改善(act)が必要な部分はないか検討し、次の計画策定に役立てる。[ 大辞泉 提供: JapanKnowledge ]
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=PDCA%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=23652500 より一部引用
と記載されていました。
- 計画(plan)
- 実行(do)
- 評価(check)
- 改善(act)
の4段階の工程/作業を繰り返すようです。
私のブログ「片岡麻実の人生サバイバル」のPDCAを確認します。
- 計画(plan):私が興味が湧いた話題でなるべく月4本書く。
- 実行(do):痛めている肩が痛くない時に書く。
- 評価(check):分量が多い記事が多い。社会派な話題とガラスの仮面論がごちゃまぜ。記事に見出しがないと散漫とした印象を受ける。
- 改善(act):記事に見出しをつけるように改める。なるべく文章を削ぎ落してから公開する。
計画(plan)が「なるべく月4本」となっているのは、昨年、肩を痛めてしまい痛みで入力が厳しい時があるからです。身体の制約で他のブロガーのように毎日の更新が難しいため、「なるべく丁寧に企画を練って良質な記事を数本書く」という方針で記事を書いています。
実行(do)は痛くない時に書くという定義はベクトルが間違っているような気持ちがします。しかし、伊藤先生がどのような例を出したのか不明のため、暫定的に「書く」という行為を書きました。
評価(check)は「肩が痛い」と言いつつ、長い記事が多いのが私の特徴です。記事を書く時、原則「序破急」の三段階で構想を練ります。社会問題を取り上げるときは事実と考察をわけて各必要があるため長くなるのだと考えています。
短いほうが読みやすいと私見では思います。現時点では記事を推敲して分量を減らして公開しているもののまだ長いので、編集スキルのレベルアップを図りたいと感じています。
私のブログは題名に込めたように「片岡麻実が心から気に入ったもの、気になることを紹介するブログ」です。そのため、社会問題と漫画『ガラスの仮面』が入り混じった記事です。他のブロガーは題名を見れば何を取り扱ったブログなのか明確なので、雑食な内容であることは長所でもあり短所でもあります。
改善(act)は今年から記事に見出しをつけるように改めました。見出しがある方が内容が整理されます。あまりに長いよりも見出しがあってテンポよく区切られている方が読みやすいのではないでしょうか。見出しのhタグはSEO対策に見出しは有効ではないかと判断したため、今年からつけるようにしました。
「なるべく文章を削ぎ落してから公開する。」は最初に書いたものを勢いで公開すると、誤字脱字だけではなく誤解を生みそうな表現を指定たり、必要がない言い訳を書いていたりすると感じたからです。今年の記事はどれも記事を書いた時間と同じだけ推敲して削ぎ落しています。
ブログの執筆:そぎ落とし=1:1
そぎ落としがなく最初から構想通りにかけた記事は、「大震災! その時、石巻の通信インフラはどうなっていたのか:片岡麻実の人生サバイバル」のみです。この記事は書くだけで6時間もかかりました。
というのは、
- 肩が痛いので入力が遅いから
- 私にとって非常に重要なテーマだと感じていたから
- 東日本大震災の震源地近くにいた人の体験談だったので感情の面にこころを配ったから
- 石巻にいた著者たちの証言は歴史資料としての価値があるのではないかと考えたから
の4点です。
4においてはハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所が私の記事を紹介してくださっていました。
[参考]2011年東日本大震災デジタルアーカイブ:ライフライン、通信インフラ他
(ハーバード大学エドウィン・O・ライシャワー日本研究所)
http://www.jdarchive.org/seeds/?t=%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3
もともとは自閉症の子供がいるお母様4人の被災の体験談でしたが、自閉症の子供の被災の時の状況・対応法の記録だけではなく、ライフライン、通信インフラなど日本全体どころか世界的に貴重な記録が書かれていると感じていました。
長い記事は読者に嫌われると思いましたが、記録としてITmediaオルタナティブ・ブログに残したいという想いが強かったので、あえてこの記事はそぎ落としをしませんでした。アクセス数は少なかったのですが、価値があると思った情報、事実はアクセス数にかかわりなく書いていきたいと決心した一本です。
Google Analyticsは妙薬なのか?
私はこのブログを解説した際に、編集部の鈴木さんにお願いしてGoogle Analyticsの解析コードを貼りつけて頂きました。しかし、最初の一ヶ月だけアクセス解析を観たあとは一年以上、放置していました。理由は以前のブログに比べてアクセス数が1/10程度だったからです。
多くのブロガーがオルタナティブ・ブログに記事を書いているので最初のうちはアクセス数が少ないのは当然です。頭では理解できたのですが心が数値を見る度に落ち込んでしまったので見ることを止めました。
再び観たのは2011年8月からです。理由は、「漫画『ガラスの仮面』まさかのスマートフォン」という記事を公開したら初めて「TOP10 - 過去2日間のアクセストップ10」に記事が掲載されていたからです。「ランキングに入った記事はどれくらいのアクセス数なのだろう? 」という興味で再びGoogle Analyticsを見るようになりました。
Google Analyticsを見始めて気がついたことは、ガラスの仮面シリーズは記事を公開した直後だけでなく、不定期にTwitterでRT(リツイート)が一気にかかり、予想外の時期に急増するということです。漫画『ガラスの仮面』シリーズは時事ネタではないので記事がストックされているうちに不定期にRTがかかるようです。
社会問題を扱った記事はRT・いいね! の数がアクセス数と相関があるように見えますが、ガラスの仮面シリーズはアクセス数とRT・いいね! の数が必ずしも関連していません。
オルタナブロガーの高橋誠さんは伊藤さんの定例会の内容を以下のように概説されていました。
ブ ログをメディアとしてとらえたときに、どう目標を立て、それをコンテンツに落とし込み、Web解析の知識をつかって分析し、行動を修正していくのか、ご自 分のブログでの実体験を元に具体的に説明されたのがわかりやすかったです。特に、記事のカテゴリーについて、ニュース性、更新頻度、独自性、時間耐久性、 ノウハウ、話題性といった指標をもとにマトリックス分析されていたのが参考になりました
ブログを書くときには、数値目標よりも行動指針が重要2011/12/10:点をつなぐ より
高橋さんのレポートを読んで共感したのは「記事カテゴリー」についてです。確かに読者にとってもSEOの面でも適切なカテゴリーのほうが記事が目に 止まりやすくなります。時事ネタがふさわしいカテゴリーなのか、一時的ではなくウェブにストックされて長く読まれる記事なのか、ブログの方向性を判断する 際にもカテゴリーについて検討することは大事ではないか、と私見では思いました。
おそらく高橋誠さんが紹介されていた伊藤先生のキーワードを使うならば、
「ITmediaなのに漫画『ガラスの仮面』」
「『ガラスの仮面』なのにスマートフォンが登場!? 」という組み合わせが
- 独自性
- 話題性
- 時間耐久性
を生んでしまったのかもしれません。
漫画『ガラスの仮面』の記事は伊藤さんのように分析して狙ったわけではありません。「私が気になることを取り上げる」というブログの方針に従って書きました。しかし、ビギナーズラックの発見を生かせれば、記事のクオリティを高めるためにGoogle Analyticsは有効ではないでしょうか。
アクセス数と読者からの感想を双方あわせて検討すると、参考になると感じる事実がたくさん見えてくるようになりました。伊藤さんの話を参考に私のオルタナ記事をどこまで改善できるのか試みを続けたいと思います。
追記 2012/1/10
題名を[雑記]グラフカタリスト伊藤 海彦さんの「ブログのPDCAサイクル」を片岡麻実も試してみました から[雑記]「ブログのPDCAサイクル」を片岡麻実も試してみました に変更しました。
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