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【au IS03 by Sharp】2011年夏モデル発表直前の今、あえてAndroid現行モデルをチェック!

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つい先日に、KDDIから2011年夏モデルの新製品発表会の開催(2011/05/17)がアナウンスされました。
昨年秋のIS03発表以降、徐々に『Android au』と謳ったキャンペーンはレディガガなどのインパクトのあるCMとともに、広く一般に『Android』を知らしめる結果となっているかと思います。

『Androidってauのケータイでしょ?』

というぐらい、コンシューマに対して大きな印象を与えているKDDI ですが、このたび、現行Android端末およびポータブルWi-FiルータDATA05をお借りする機会に恵まれたので、敢えてこの、夏モデル発表直前という『遅報』なタイミングではありますが、各モデルについてのスペックや外観などについてまとめておくことにしました。

もちろん、新しいモデルは魅力的な機種が数多くラインナップされるものと思いますが、そうなると現行機種はお買い得な価格設定がなされるであろうということで、そろそろ買い替えとお考えの方、Android端末は試しに買い増ししたいというAndroidデビュー直前の方には、選択肢としてアリだろうということも踏まえてということで。

Android端末のご紹介は、発売日順で進める予定ですが、Android au by KDDIの『IS』シリーズは、型番の数値と発売順序が合致していませんので、IS03(2010/11/26)・IS06  SIRIUS α(2010/12/23)・IS04 REGZA Phone(2011/02/10)・IS05(2011/03/10)・ISW11HT HTC EVO WiMAX(2011/04/15)という順序にてご紹介させて頂きます。

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◆IS03スペック一覧

日付 発売 2010年11月26日
製品発表 2010年10月4日
販売製造 発売元 KDDI
メーカー シャープ
基本情報 製品 IS03 
型番 IS03
名称  
キャリアサイト http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/smartphone/is03/
メーカサイト http://www.sharp.co.jp/products/is03/index.html
キャンペーンサイト  
  形状 ストレート
CPU・OS・メモリ Androidバージョン 2.1→2.2(2011/4/14)
プロセッサ Qualcomm Snapdragon   QSD8650 1GHz
ROM 500MB
RAM 512MB
外部メモリ microSD 2GB/microSDHC   32GB
ボディ サイズ W63xH121xD12.6
    (最厚部:13.3)
質量 138g
カラー オレンジ
    ホワイト
    ブラック
通信・バッテリー 連続待受時間 3G 200時間
連続通話時間 3G 230分
通信 KDDI
Bluetooth規格 V2.1+EDR
Bluetoothプロファイル HSP、HFP、A2DP、AVRCP、OPP、SPP、PBAP 
無線LAN b/g
充電時間 150分
バッテリー容量 1020mAh Li-ion
ディスプレイ・カメラ 種類 ダブルVGA   TFT(NewモバイルASV)液晶
サイズ 3.5インチ
色数 約65,000
解像度 960×640
Gorilla glass -
外側カメラ有効画素数 957万
内側カメラ有効画素数 -
動画 HD 720p
記録サイズ 1280x720
ファイル形式 H.263/MPEG4
   
フレームレート 30fps/24fps
手ブレ防止機能 -
オートフォーカス
ズーム 22.2倍・18段階
ライト
静止画 記録サイズ 3552×2664
連続撮影 9/4連写
手ブレ防止機能
オートフォーカス
ズーム 22.2倍・18段階
ライト
入力 タッチパネル 4点マルチタッチ
日本語入力 iWnn IME-SH edition
ガラケー機能 ワンセグ
おサイフケータイ
赤外線
防水 -
Flash Flash   Lite 4.0
    Verup後 Flash10.1・10.2
GPS/
A-GPS
○/○
HDMI -
DLNA -
FMラジオ -
FMトランスミッター

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2011年4月14日からメジャーアップデートが配信され、Android2.2.1にバージョンアップが可能になりました。 もっとも大きなメリットは、Flash10.1(当記事執筆時点でFlash10.2)への対応です。 未だに多くのサイトでFlashが使用されており、特に動画系コンテンツの閲覧においては、Flashが使える状態になったことで、多くのユーザに喜ばれるポイントかと思います。
また、『お知らせ/ステータスパネル』のアップデートにより、通信系のOn/Offや、画面の回転などが容易になったことも、ありがたいポイントで、個別にウィジェットやアプリをインストールする必要がなくなりました。

◆2011年4月14日【重要】「IS03」Android2.2へのアップデート開始のお知らせ
 http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/smartphone/up_date/is03/index.html

◆IS03メジャーバージョンアップの内容

  • Flash 10.1に対応しました
  • JITコンパイラが利用可能になりました
  • JavaScriptの処理系がV8エンジンとなりました
  • C2DM(Cloud to Device Messaging)機能が搭載されました
  • マイクロソフト社のExchangeのサポート範囲を拡充しました
  • アプリのエラーレポート機能が搭載されました
  • 起動中アプリ一覧画面に「すべて終了」ボタンが追加されました
  • アプリの自動更新・一括更新が可能になりました
  • 音声による文字入力が可能になりました
  • 赤外線送受信アプリになり、受信と送信が同じアプリでできるようになりました
  • アプリケーション画面で「検索」、「ニュースと天気」が選べるようになりました
  • microSD(TM)カードへのアプリ保存が可能になりました
  • ロック解除画面のデザインを変更しました
  • リダイヤル・着信履歴画面の詳細画面から発信し、通話を終了させるとリダイヤル・着信履歴の一覧画面に戻るようになりました
  • 「設定」の「サウンド&画面設定」が「サウンド設定」と「画面設定」になり、よりわかりやすくなりました
  • お知らせ/ステータスパネルで「Wi-Fi」、「Bluetooth」、「GPS」、「自動同期」、「画面の明るさ」、「自動画面回転」の設定ができるようになりました
  • 電話帳・プロフィールにあるメールアドレスおよびチャットアドレスの複数行表示に対応しました
  • 半角英字入力で自動スペース入力の設定ができるようになりました
  • 縦画面のキーボード画面で大きいサイズの文字入力キーの選択が可能になりました
  • ステータスバーに表示されるアイコンのデザインを変更しました
  • 画面の背景を変更しました(「アプリケーション画面」、「設定」、「赤外線送受信」、「ブラウザ」のブックマークなど)

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実際にバージョンアップを1時間近くかけて行い、上記の変更点のいくつかを確認しましたが、やはり、Flashが使えることは、大きなプラスだと実感できます。

  • メジャーバージョンアップ作業概要
    IS03は、発売当初がAndroid2.1でしたが、4月のメジャーアップデートによりAndroid2.2.1にバージョンアップが可能となりました。
    但し、IS03端末単体のみでは実行できず、PCにメジャーアップデートツールをインストールし、USB接続をする必要があるので、PCを保有していないユーザは、auショップなどでの作業が必要となります。
    バージョンアップには、USBドライバーのダウンロードおよびインストール、約404MBのアップデートファイルダウンロード(光ブロードバンドで数分)、更に約45分のアップデート時間が必要となり、作業中は端末の操作および電話の発着信ができないので、作業開始のタイミングに注意が必要です。
    ダウンロードが完了したら、端末側の設定メニューから「アップデート実行」を選択し、更にUSB接続したPC側でメジャーアップデートツールからの実行を行います。

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auとしても、シャープとしても、IS01のブックレットタイプAndroid端末初号機での経験を十分に活かして、IS03をリリースしましたが、ワンセグ・おサイフ・赤外線といったフィチャーフォン(いわゆるガラケー)の機能を十分に実装した国産Androidとして、事前予約および発売当初から大人気の1台で、3月中旬まではケータイ売上TOP10にランクインを続けて人気を維持してきました。 春モデルが出揃って、ややランクを下げていますが、それでも発売開始から6カ月目となりましたが、Android2,2へのメジャーバージョンアップにより、まだまだ使える端末という評価する声も少なからず上がっているかと思います。

残念な点としては、標準搭載のバッテリー容量が1020mAhと、Android端末としては非常に少ないことが挙げられますが、バッテリーを単体での充電を可能とするアクセサリ「IS03電池充電器」を3月4日に発売開始しており、予備バッテリーとセットで使用することで、容量不足を十分に補うことができます。
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最後に、気になる価格ですが、『2011年4月29日より、毎月割の割引額が更にお得になります。』ということでauのサイトで毎月割(http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/smartphone/ryokin/index.html#section01)を確認すると、「シンプルコース」での購入および「ISフラット」もしくは「ダブル定額」の契約が前提となりますが、新規2,250/月x24カ月=54,000円・機種変1,500/月x24カ月=36,000円の割引が受けられます。おそらくMNPだと端末新規一括価格も破格の安さで販売されているはずですから、通信費を含むトータルコストはかなり抑えることができるでしょう。

『夏モデルは出たばかりだと高いので躊躇する』、『発売から6カ月目で安い機種は買いやすい』、『デザインが好きだ』、『Androidを試しに1台』という方にとって、IS03は選択肢に入れて良い1台かと思います。

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◆カメラテスト

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◆特集『2011年夏モデル発表直前の今、あえてAndroid現行モデルをチェック!』

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