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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

中国から竹炭を輸入する1

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今日は何日か前に書いた昔の事業の話の続きです。

話の流れがわかりやすくなるように、またカテゴリ分けをしたいと思います。

タイトルで分けたほうがわかりやすいかもしれませんね?

まあ、わかりやすくする必要があるかどうかわかりませんので、またそのうち考えます。(笑)

手探り状態で自然食品の販売をスタートさせましたが、赤字が続いていました。

人件費がかかる上に利益率の低い商品があまり売れないわけですから当然です。

ある日、営業の誰かが「竹炭が良いらしい」と言ってきました。

良い炭といえば備長炭が思い浮かびますが、当時は竹炭の認知度が低く、初めて耳にしました。

一応言っときますけど、竹炭をかじって食べるのではありませんよ!(笑)

食べたら多少は健康に良いのかもしれませんが、食べすぎたらたぶん健康に悪いので、生活に使うということです。

さっそく調べてみると、竹炭を製造、販売しているところは見つかりましたが、値段が高いのでダメでした。

そこで、インターネットで検索してみると何件かヒットしましたが、どれも同じように高かったと思います。

この当時はインターネットが少しずつ浸透してきて、事務所のパソコンはネットにつながっていませんでしたが、家のパソコンはつながっていたのです。

あれこれ検索していると、中国の会社が日本語のホームページを公開していて、いろんな商品郡の中に竹炭があるのを見つけました。

価格は日本の竹炭とは桁違いに安く、「これはいいかも!」と好感触でした。

当然ながら日本と同じ品質であるわけはないと思いましたが、「焼いて真っ黒になっていたら、炭なんてどれでも同じだろう!」と、いつもの調子で細かいことは気にしていませんでした。(笑)

当時はホームページの数はとても少なく、他に海外から仕入れるルートはなさそうでしたので、その会社にメールで問い合わせました。

普通なら少量をテスト的に輸入して、品質を確認して実際に使ってみると思いますが、でかいことしか考えていませんので、そんなチマチマしたことはすっ飛ばしです!

輸入量に応じて単価が変わるのは普通ですが、大量に輸入すると単価が劇的に安くなるということでした。

やはり中国産はスケールが違いましたね!

ただ、量が増えると輸送コストも増えますので、そのバランスを考えなければなりません。

大量に買えば買うほど単価はググっと安くなるのですが、あまり資金がない状態ですので、そこを一番に考えなければなりません。

かと言って、必要な分だけ何度も買うとなると、割高になってしまいます・・・。

検討した結果、なんとコンテナ1台分になっていました!

コンテナにもサイズがいろいろあり、小さなコンテナではなく、港とかでよく見かける一番でかいコンテナ1台分ギッシリです。

でかいことばかり考えていると、実際にでかいコンテナサイズになるということですね。(笑)

いろんなサイズの竹炭があり、竹炭の粒や粉とかもあり、他にも竹炭枕、竹炭マットなどいろいろありましたので、それぞれある程度の数を一通り揃えると、それなりの量になっていました。

量が増えてくるとコンテナ単位の運賃になり、一番大きなコンテナが割安ですので、つい調子に乗ってしまいました。

「仕入れ単価が安いので何分の一でも売れれば、すぐに元は取れるだろう?」と思っていたのです。

自然食品と竹炭とは何の関係もないので、もう何でもありになってきました。(笑)

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