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事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

ユニークな女性社長登場!

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怪しいおっさんと一緒に事業をやっていた女性社長は、とてもユニークでした。

ガソリンスタンドを2ヶ所経営している他、不動産関連など、いくつかの事業をやっていました。

二代目社長でしたが、そこそこの経営能力は持っていたと思います。

一時期はテレビCMも出していました。

と言っても、びわ湖放送ですが。(笑)

何がユニークかといえば、顔がユニークなのではなく、とにかく目立ちたがりやでした。

母体の会社の建物はおしゃれで、いかにもお金がかかっていそうです。

事業拡大には目がなく、それはおっさんと共同で使っていた事務所がそうですね。

少しでも大きく見せよう、実際よりも立派に見せようという意識が働いていたんだと思います。

そこまでならわかる気がしますが、驚いたのは多額の税金を収めていたことです。

普通なら節税するところですが、わざと増税して支払っていたのです。

その目的は長者番付で、地元の長者番付に載るために、実際よりも所得を増やして多額の税金を収めていたということです。

どれくらい水増ししていたかは忘れましたが、会社も個人もかなり所得を多くして、桁違いにタップリの税金を支払っていたと思います。

それによる利点はあるとしても、そのお金を従業員に還元して、さらに事業拡大に注入すれば、結果的に事業が大きくなって多くの税金を支払うことになるのですが、とにかく今、目立つことだけ考えていたようです。

見た目も派手で、車や身に付けるものも派手で、昔の「成金」のような感じでしたね。

バカ社長のようで、実は意外と利口かもしれないというユニークさでした。

今思い出しましたが、健康食品も扱っていて、おっさんとはその事業を一緒にやっていました。

事務所には健康食品のポスターが1枚貼ってあったのを思い出しました!

そう、たった1枚でした。(笑)

その健康食品事業をやるための新しい事務所だったと思います。

事務所を出す場合は、必要に迫られて出すパターンと、先に出すパターンがあります。

必要に迫られて出すのはわかり、何もないのに事務所を出すのは無謀に思えるかもしれませんが、これもまた正解なのです。

簡単に言えば、先に事務所という器をドンと出せば、すぐ中身がついてくるということです。

見た目や外観から入るパターンですね。

実際に、こうして事業を拡大している経営者はたくさんいます。

念のために言っておきますが、ただ先に事務所を出せばいいという話ではなく、きっちりした計画があると同時に、それだけの実力を持っていなければなりません。

さて、今回はおっさん社長と女性社長の個性あふれる二人が登場し、それぞれの事業と一緒にやっている事業があるという話です。

その行く末を見ようとすると、少なくとも何年かかかると思われますが、そこはユニークな社長ですから、行く末もユニークでした。(笑)

ということで、私がおっさんの会社に行き出して1ヶ月もしないうちに見えてきたのです!

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