事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

無人事務所のメリット

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思い付きで事務所を出したものの、実際に使うことはなく、宝の持ち腐れになっていました。
普段は誰もおらず、事務ができない事務所のままなので、普通なら整理しようと思うはずですが、ずっーとそのままでした。

「ずーっと」と言っても何十年ではなく数ヶ月程度ですが、最低限の維持費用はかかります。
かなりもったいない状態でしたが、多少のメリットはありました。

一番のメリットは、それなりの会社に見えるということです。

本社は私の家になっていて、打ち合わせなどで本社に来られたら非常に困ります。(笑)
そんな時には行き先の会社の事務所を借りたり、喫茶店とかを使っていました。

そこで、名実ともに立派な事務所があれば堂々と言えますし、誰に来てもらっても恥ずかしくありません。
でも、そんな時に限って誰も来ないのですが。(笑)

事務所は「○○支店」としてありましたので、本社と支店があるということで、それなりの規模の会社に見えます。

それはともかく、いつ来られてもいいという状況は、私の態度がさらに大きくなり、結果として良いメリットをもたらしてくれたのです。

ちなみに、製造、建設関連の打ち合わせでお客さんが事務所に来たのは、覚えている限りで1回のみです。
多くても3回程度だと思いますが、実際に使ったのはその程度です。

1回のために相当な費用を使ったといえるかもしれませんが、目に見えない部分で、それ以上のメリットがあったのです!

・・・と言いたいところですが、実際は費用以上のメリットはありませんでした。(汗)
もったいないので幹部との打ち合わせで無理やり使う程度で、あまりに高い看板代となりました。

普通なら頭を働かせて有効活用しようとしますが、その時の事業内容では、頭がまったく回っていませんでした。

何か新しいことをやろうとしても、既存路線の発想で考えてしまいますので、結局は事務所が不要となってしまうのです。

そのことに少し気が付いたのは、数ヶ月後でした。
新たな事業をやり始めて、ようやく事務所が日の目を見ることになったのです!

今までとは正反対とも言える事業ですので、既存の発想では何もかも対応できません。
そんな状況になって初めて、いろんなことに気付かされたのでした。

いま思えば、それが警笛だったのかもしれません。(笑)

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