事業アドバイザーとして活動する以前は、会社の経営者として様々な事業を立ち上げていました。その時代の失敗談、成功談から最近の事業アドバイス事例、改善事例など、事業繁栄のヒントになる実体験を書きます。

数人が一気に辞めた?2

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責任者が私の顔を見ると駆け寄ってきて、こう言いました。

「社長、すんまへん!ワシがあいつらにきつう怒って、うじうじしとるんで「とっとと辞めてしまえ!」と言ったら、そのまま全員辞めていきましたわ。ほんまに根性なしの腑抜けですわ」

責任者に任せてありますし、すでに後の祭りですので、私は「そうかあ~」と聞いていました。

「言いすぎてすんまへん。ほな、ワシは仕事に戻りますで、あとは頼んますわ!」

「おいおい、勘弁してくれよ~」と心では泣きたい心情ですが、「おお!あいつらの分も頑張って仕事せえよ!」と明るく言うしかありません。(笑)

責任者のケツを拭く形になりますが、いずれにしても私が話に行かなければなりませんので、ちょうどいいタイミングかも知れません。

考える間もなく事務所に向かい、工場長に言いに行きました。

人材派遣契約ですので、いきなり数人が辞めるのは、工場に大きな迷惑をかけてしまいます。

しかし、この場はどうしようもありませんので、工場長に謝りに行きました。

「工場長、すんまへん!うちの若い数人がいきなり辞めよったんですわ!」

「ほんまかい?何でや?どうするんや?」

「○○にきつう怒られて、そのまま集団で帰りよったんですわ」

「ひえ~、それは困るなあ。何とかしてもらわんとなあ・・・」

「まあ、話をしたら辞めるのを撤回するかも知れませんし、ダメだったら新しい人材を入れますわ。ちょっと迷惑をおかけしますけど、まあ、工場の方は何とかなりますやろ?ガハハハ!」

「そうやな。何とかするしかないなあ・・・」

「すんまへんけど、よろしゅう頼んますわ!ほな、段取りがありますで、もう行きますわ!」

こんな感じで、心を込めて謝罪しました。(笑)

派遣している人材の3分の1くらいが一気に辞めましたので、普通なら契約にも影響する大問題ですが、普段から人間関係ができていましたので、何も問題ありませんでした。

すぐに数人の誰かに電話したところ、1人だけ出て話ができました。

ちょっと話をしたところ、全員で絶対に戻らないという約束をしたので、辞めるということでした。

こうして、一気に数人が辞めることが確定したのです。

あの時、私が話の途中に入っていけば、間違いなく展開は違っていましたので、そう思ったら引っかかるものが残ります。

辞めたのは自己都合としても、そのきっかけは責任者にあります。

でも、今回は辞めることがなかったとしても、早かれ遅かれ同じようなことが起こり、辞めていたような気もします。

また、別のきっかけでやめることになっていた可能性もあります。

そう考えると、そういうタイミングだったのかも知れません。

いろんな意味で考えさせられ、勉強になった出来事でした。

ちなみに、その後はすぐに人材を入れることができず、現場からもクレームが出ましたが、「まあ、近いうちに入れますわ!ガハハハ!」と笑ってごまかしていました。(笑)

しかも、こちらのペースで人材を入れるパターンは続きました。

普段から付き合いというか、人間関係ができていましたので、相変わらずのペースだったのです。

Comment(2)

コメント

はじめまして、検索からお見かけしました。

こういう場合、お客さんはどうされるのですか?
一気に居なくなっていきなり倒産ということも
考えられると思ったのですが。

神 真一

コメントありがとうございます。
ちょっと質問の意味がわかりにくかったので、もう少し詳しく書いていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

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