大量消費をボイコットしはじめた生活者視点からのインサイトメモ

LP~LP~LP~Let It Be~♪(70年代の追憶)

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オルタナブログ名物「ばんちょ~と遊ぼう」、ただいま発令です!!!

オルタナブロガーたちよ。オルタナブログの思い出、個人的な思い出、
数字の「7」にまつわるエピソード――ウルトラマンとか、パチンコとか、
ヘヴィメタ(Rainbow)とか、大罪とか、習慣とか。思いつくままに書くがよい。

念のために言っておくが、これは強制ではない。自由参加であるぞよ。

と書いてあるので、
自由な意志に基づき、何か書かねばなるまい。
つまり、自由であれ!という命令に従えばよい。

去年は60年代の生活スタイルについて書きましたので、
ここは70年代についてお茶を濁してみようかなと。

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70年代。
身の回りで一番大きく変わったのは、
世の中のあらゆるものが石油製品に置き換わったということです。
お肉屋さんは竹の皮を使わなくなり、玉子は新聞紙にくるむものではなくなり、
たこ焼き屋は経木(針葉樹を薄く削ったもの)の舟を使わなくなり、
牛乳びんのフタも厚紙ではなくなりました。

という書き出しとは、ほとんど関係ないのですが、
塩化ビニル製のLPレコードが大量に消費されたのも70年代でした。

今回は、「70年代の追憶」と題し、
自分の記憶(あるいはiPhone)に残る名盤を
発表年の順に10枚選んでご紹介したいと思います。
(追憶という言葉そのものも、どこか70年代っぽいですね)

1970年 Let It Be/The Beatles

お小遣いで買った最初のLPレコードだったと思います。
1曲目の「Two Of Us」の脱力加減に、「なんじゃこりゃ?」
とズッコケたのをよく憶えています。「これがビートルズ?」
しかし今では、その未完成なところがこのアルバムの魅力だと思います。

一番好きな曲は「I've Got A Feeling」。
甘いマスクのポールがシャウトする姿を映画で見てシビレました。
リンゴのオカズ「タタッタドドタタ」も絶妙。
彼にしかできないタイム感です。


1971年 Tarkus/Emerson, Lake & Palmer
時代はプログレッシブ。
鼓笛隊でドラムパートだった僕は、カール・パーマーの大ファンになりました。
「ツツタト/タトト/タトト」という3・3・7拍子ならぬ4・3・3(10)拍子。
曲の「伴奏」ではなく、曲のフレーズとして積極参加するドラムにヤラレタ!


1972年 Close To The Edge/Yes
時代はプログレッシブ(その2)。
このアルバムもA面全体で1曲という長尺の組曲からなる構成。
ビル・ブルフォードが在籍した最後の演奏が聴けます。
彼の意地悪そうだけど、実はイイ人っていう感じのドラミングには、
カフェインのような習慣性が。

一番好きな曲はB面の「And You And I」。
イントロの牧歌的なギターとシンセの響きが、Yesらしい。
07:10あたりからのベースの入り方はクリス・スクワイアならでは。
トラの人には出せないエグ味です。


1973年 ひこうき雲/荒井由美
世界で最高の日本人ドラマー、林立夫さんのこの素晴らしさは何だ!
しかも当時二十歳そこそこだったのか!
自分には一生追いつけないような、豊かな音楽性がそこにあります。


1974年 Stanley Clarke/Stanley Clarke
ニューミュージックへ行くかと思いきや。
ロイクな世界へまっしぐら。
ティーンエイジャーの移り気は激しい。
トニー・ウィリアムス&スタンリー・クラークという暴力装置は、
ロックビートというものを斬鉄剣で切り刻み、融合反応で窯変させてしまう。
「アウトする」とはこういうことじゃ!と。

一番好きな曲はシャッフルの「Lopsy Lu」。
ンチチタチチ/ンチチタチチ/ンチチタチチ/ンチチタチチ...


1975年 Man-Child/Herbie Hancock
1曲目のタイトル「Hang Up Your Hang Ups」は、
正統派JAZZファンへの三行半:「こだわり無しでお願いします」。
ハーヴィ・メイソン、ジェイムス・ギャドソン、マイク・クラーク。
どの曲がどのドラマーなのか、正確にはクレジットされていないのですが、
まるでゴキブリホイホイの粘着シートのような、あっと驚くタメ。
そこにワウワウ・ワトソン君(g)とポール・ジャクソン・シニア(b)。

このアルバムの翌年には「V.S.O.P.」で懐古趣味を極めたりするもんで、
ファンのアタマは大混乱に陥ったのでした。


1976年 Songs in the Key of Life/Stevie Wonder
このアルバム、正直どこがイイのか、最初はサッパリわからなかった。
名曲「Sir Duke」や「Isn't She Lovely」が入ってると言われてもねえ。

ところが(とここで逆接の接続詞は、ありがちな展開でイヤなのですが)、
「I Wish~Knocks Me Off My Feet~Pastime Paradise~Summer Soft」の連なりとか、
「Ngiculela - Es Una Historia - I Am Singing~If It's Magic~As」への連なりとか、
この音源を持ち込んでもイイのなら、たとえ終身刑に処せられても生きていけそうな。
いや、持ち込めなくても、アタマで思い出すだけで生きていける。のです。


1977年 Aja/Steely Dan
このアルバムは、高校時代の放送部の仲間で同級生だった、
英語の大変堪能な才媛、E川Y美さんに教えてもらいました。
これもダンスミュージックなのか、ロックなのか、ワケがわからなかった。
歌詞もサッパリ意味がわからない。

1曲目:
BLACK COW
In the corner
Of my eye
I saw you in Rudy's
You were very high
You were high
It was a cryin' disgrace
They saw your face

On the counter
By your keys
Was a book of numbers
And your remedies
One of these
Surely will screen out the sorrow
But where are you tomorrow?

30年以上経ってようやく意味がわかったのは:
かつてイイ仲だったナオンが酒とギャンブルと借金で身を崩し、
行きつけのバーでルートビアにアイスクリームぶちこんだ
甘ったるいロングカクテル(BLACK COW)でクダ巻いている。
見てられねえ。と言いつつ未練があるという「演歌」だったのです。
ビッグバンド風ロックドラミングは、ポール・ハンフリーの名人芸。


1978年 Sounds...and Stuff Like That!!/Quincy Jones
紅白(ていうかロイク)歌合戦です。チャカ・カーン、パティ・オースティン、
無名だったルーサー・ヴァンドロスにも、たくさん出場機会が与えられています。

一番好きな曲はハービー・ハンコックの「Tell Me a Bedtime Story」。
ハービーのエレピのアドリブをオーケストラの弦楽器奏者が完コピして、
少しずつかぶさり、やがてハービーがフェイドしてストリングスと入れ代ってゆく。
ハービーのピアノに対するクインシーからの最大級の賛辞。のようなアレンジ。
リズム隊は、スティーブ・ガッド+アンソニー・ジャクソン+リチャード・ティー。


1979年 Off the Wall/Michael Jackson
ビートルズに始まり、マイケル・ジャクソンに終わるというのは、
ちょっとあれかな。メジャーすぎるかな。と天邪鬼な僕は思いますが、
70年代の締めくくりは、やはりこのアルバムかと。
マイケルにとっては、旧来の「R&B」ドメインでの最後の仕事。

リズム隊は、ジョン・ロビンソン+ルイス・ジョンソン。
ギターにワウワウ・ワトソンやフィル・アップチャーチという人選。
ドンカマではなく、
生身のビートで構築したダンスミュージックの記念碑的作品です。

Keep On With The Force Don't Stop,
Don't Stop 'Til You Get Enough♪
Keep On With The Force Don't Stop,
Don't Stop 'Til You Get Enough♪
Keep On With The Force Don't Stop,
Don't Stop 'Til You Get Enough♪
Keep On With The Force Don't Stop,
Don't Stop 'Til You Get Enough!!!



末筆ながら、
すべてのオルタナブログ関係者の皆様の益々のご活躍を心よりお祈りします♪♪



《結局、僕はどの曲もドラムの音しか聴いていませんね。orz 》

Stage
西宮北口の老舗JAZZ喫茶「Corner Pocket」さん
(2012年9月3日閉店予定とのこと、寂しいです)
http://www.cp-paragon.com

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