大量消費をボイコットしはじめた生活者視点からのインサイトメモ

高橋源一郎さんのツイートから『拝啓、ジョン・レノン』が聴こえてきた。。。

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Imagine2

【拝啓、ジョン・レノン/真心ブラザーズ】

歌詞は以下のページから:
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND9235/index.html


♪♪♪


【高橋源一郎氏さんの本日(2010年9月15日)のツイート】

柄谷行人氏が『世界史の構造』の最終章に書いた
国家間における「贈与・互酬性」の命題が、
今、高橋インテリゲンチャンさんのツイートへ流れ出て、スリリングな展開に。



「午後0時の小説ラジオ」・「自衛隊を常設国連軍に!」1・このような「提案」をすると、当然ありうるだろう批判が「非現実的」とか「夢想だ」とかいうものだ。このことを最初に少し考えてみたい。昨日、ぼくは、ルソーの『社会契約論』のことをしゃべった。200年以上前の本なのにいまでも新しい。
http://twitter.com/takagengen/status/24534853155

「自衛隊」2・ほぼ同時代人といっていいカントは『永遠平和のために』の中で、「国連」構想を説いている。250年前の話だ。いまより遥かに国家意識は強いかもしれない。やはり、カントも「夢想」だとか「あまりに非現実的」といわれた。「哲学者に何がわかる」と。ところが、である。
http://twitter.com/takagengen/status/24535047234

「自衛隊」3・当時の「現実主義」者たちの提案は、古び、亡びて、なにも残っていないが、カントの「非現実的」提案が、現実となったのである。それは、なぜだろう。簡単にいうなら、「現実主義」者には、いつも「前提としている現実」が確固として存在している。ある人にとって、現実の自分の国が。
http://twitter.com/takagengen/status/24535208283

「自衛隊」4・ある人にとっては、自分の属している会社や階級の常識が。ある人にとっては、目の前にある制度が。それぞれ、動かしがたいものとしてあり、それを前提にして「現実」を考える。カントがやったのは、「一切の前提なし」で考えてみることだった。それが「国連」を産み出したのである。
http://twitter.com/takagengen/status/24535344323

「自衛隊」5・以上のことを頭において考えてゆきたい。ぼくがこの「自衛隊を常設国連軍に!」というアイデアを思いついたのは、オザワ氏が『日本改造計画』(1993年)の中で、「国連待機軍」構想を提唱してしばらくたってからだ。「おかしなことを考える人がいる!」とその時、ぼくは思った。
http://twitter.com/takagengen/status/24535537213

「自衛隊」6・オザワ氏の「国連待機軍」構想は、自衛隊とは別個に(というか、そこから分けて)「国連軍」のための部隊を用意する、というものだ。当然、その身分は「国際公務員」ということになる。しかし、この構想は、恐るべき発展性を含んでいるとぼくは思った。オザワ構想を延長すると、こうなる。
http://twitter.com/takagengen/status/24535900999

「自衛隊」7・「自衛隊を常設国連軍に!」は文字通り、日本の自衛隊を丸ごと「国連軍」に「贈与」するものだ(もちろん、予算と共に)。実は、正規の「国連軍」を創出することは、国連憲章にもうたわれているのに、まだ実現していない。では、いままでぼくたちが「国連軍」と呼称していたものは何か。
http://twitter.com/takagengen/status/24536144542

「自衛隊」8・どれも、正式に安保理常任理事国の参謀総長が指揮する「国連軍」ではなく、単なる「多国籍軍」だった。どの国も自らの軍隊を「国連」の指揮の下に置くことを拒否しているからだ。だから、自衛隊を「常設国連軍」に「贈与」することで、ようやく国連は憲章を実現することができるのだ。
http://twitter.com/takagengen/status/24536450073

「自衛隊」9・この構想のユニークなところは、なにより「憲法9条」と矛盾しないですむことだ。なにしろ、自国の軍隊がなくなるのだから。さて、「自衛隊」を「贈与」したのだから、当然、安保理常任理事国入りはさせてもらおう。「国連軍」の指揮をする参謀本部にも入らなきゃならない。
http://twitter.com/takagengen/status/24536660433

「自衛隊」10・新しく「国連軍」となった元「自衛隊」の駐屯地は、とりあえず、日本でいいのではないか。ここで、「指揮」の問題が出てくる。ぼくは、日本駐在国連軍の指揮は、近隣の中国・ロシアと日本の各常任理事国がやればいいと思う。ついでに、中国とロシアにも軍隊を出してもらう。
http://twitter.com/takagengen/status/24536832454

「自衛隊」11・日本は自衛隊を丸ごと贈与しているのだから、それぐらいはやってもらおう。元「自衛隊」の「常設国連軍」を支える形で、象徴的な数でいいから中国とロシアからの「国連軍」を置く。これでは、いくら北朝鮮が暴発仕様と思っても、向こうに「中国軍」がいるのだから無理ではないですか。
http://twitter.com/takagengen/status/24537032657

「自衛隊」12・国連各国の独自の保障条約より国連の保障の方を優先したい。アメリカ軍の配備はアメリカ圏にしてもらおう。基地は現在の自衛隊の基地で十分。すべてのアメリカ軍基地は撤去してもOK。正式に発足した国連軍の参謀本部は、沖縄か広島に置くことにしたい。というのがまず第一弾。
http://twitter.com/takagengen/status/24537320732

「自衛隊」13・この構想の次の利点は、将来にわたって変化を期待できること。「自衛隊を常設国連軍に」出来たのだから、他の国の「軍隊を常設国連軍に」するよう、大いに宣伝しよう。自国の軍隊を「国連軍」に供出した国は「自動的に安保理常任理事国にする」と、日本としては主張すべきだろう。
http://twitter.com/takagengen/status/24537496655

「自衛隊」14・となれば、小さな国ほど、喜んで自国の軍隊を「国連軍」に供出してくれるかもしれない。どんどん増える常任理事国。気がつけば、世界は自国の軍隊を頑固に保持している旧常任理事国(大国)と、自国の軍隊を国連軍に供出している新常任理事国に二分されている。真の国連まであと一歩。
http://twitter.com/takagengen/status/24537632248

「自衛隊」15・しかし、この構想には別の側面がある。ぼくは、そちらを重視したい。それば、「軍隊」というものの性格を変えることだ。新しい「常設国連軍」は、「国権の発動」として「戦争」を行う「国家の軍隊」ではない。「国家を超えた軍隊」だ。だから、活動そのものが根本的に違うのだ。
http://twitter.com/takagengen/status/24537793457

「自衛隊」16・「常設国連軍」は、国家を超えて動く者を不断に支援する「影の軍隊」となる。たとえば、「国境のない医師団」や、難民、NPOやNGO、いままで「民間」だからと、放置されていた活動を支援し、守る「軍隊」だ。国家と軍隊に関するもっとも本質的な関係の更新がぼくの希望だ。
http://twitter.com/takagengen/status/24538060347

「自衛隊」17・さて、「現実」に目を向ければ、「国連待機軍」をもっている国は複数存在している。だが、「国連常設軍」は存在していない。それは、「軍隊」というものが本質的に「国家」のものだからだ。だからこそ、「常設国連軍」構想は危険だ。「国家」解体の匂いを国家は敏感に察知するからだ。
http://twitter.com/takagengen/status/24538412979

「自衛隊」18・さて、ここでもう一度、ルソーやカントに戻ってみたい。250年も前に書かれた、彼らの「政治的提言」が(当時の「現実主義」的提言がすべて失効した後も)、いまだに有効であるのはなぜか。彼らが「前提となる枠組みなし」で考えたからだ。それが「原理」的であるということだ。
http://twitter.com/takagengen/status/24538815211

「自衛隊」19・カントの「国連」構想は、もっと大きな「世界共和国」という理念に至る、最初の一歩として考えられた。最初の一歩まで250年! ものを考えるということは、そういう時間を生きるということでもある。その意味で、オザワ構想も、最初の一歩のそのまた一歩ということになる。
http://twitter.com/takagengen/status/24539093922

「自衛隊」20・緊急に解決すべき問題がある。同感だ。そして、ぼくたちは「現実的な提案をしろ」といわれる。だが、緊急に解決すべき問題の中にも、千年の単位でかんがえられるべき本質があることを忘れてはならない。考える他に、ぼくたちには武器がないのだから。以上です。ご静聴ありがとう。
http://twitter.com/takagengen/status/24539489489

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