白いタートルネックを着た、長身の黒人青年。生意気なプードルを腕にひょいと抱えた彼と、パリの街角をそぞろ歩く……。
くーっ。すてきー。
これは、ワタシが1度はやってみたいデートその1です。会話の中身は、彼がいま読んでいる小説の話。彼とワタシとは見解がちょっと違うのだけれど、ワタシたちはお互いを尊重しあっているので、にこやかに互いの意見を受け止めあうの。そんな妄想を抱いて早ウン年、ある日ワタシの目の前に、その「彼」が現れました。
Diop Ousmane (ジョップ ウスマン)さん。おフランス生まれです。
舞い上がってしまって、“生意気なプードル”を飼っているかどうかを聞き損ねたのですが、彼ならタートルネックもプードルも似合うはず。里帰りされるときは、ぜひワタシも連れてって。
そんなワタシの気持ちとは裏腹に、彼が考えるのはテストのことばかり。やっとテスト以外の話題が出たと思ったら、
女の子と仲良くしてるー。
いいの。いつか、いつの日か、ウスマンさん、もしくはウスマンさん似の青年とセーヌ川のほとりをそぞろ歩く日が来るのを、ワタシはフランスパン齧りながら待ってるわ。それまでウスマンさんは、テストにいそしんでね。
※ ちょっとだけZiddyちゃんを意識して書いてみました



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