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私はもろ団塊世代

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団塊世代に関しては多くの報道がなされています。団塊世代をキーワードにググって見ると138万件、ヒットしました。2007年問題として、熟練労働者がいなくなり技術が継承されないとか、就業者が減りオフィスビル空室率が上がるなどの議論もありますが、その多くはマーケットとしての議論と思われます。一番大きなマーケットをターゲットにするのはマーケティングの王道ですからネ。どの位大きなマーケットか、もろ団塊世代に属する私の生活感覚でお伝えしますと、私の通った中学校では昭和21年生まれの学年は26組(1組55人)、22年生まれの学年は37組(1組55人)でした。教室は勿論足りずに校庭を半分つぶしてプレハブ校舎が建てられていました。このマーケットにターゲットを絞って急成長した丸井の戦略はあまりにも有名です。団塊世代が青春時代を迎えると、Play Now Pay Lateと物議をかもしたあのキャッチフレーズで、お金の無い若者に赤いクレジットカードを普及させ購買を促進させました。そして、この世代の結婚、出産、子供の就学といった人生の節目に合わせて、どんどんとコマーシャルや品揃えを変えていき、常に最大のマーケットをターゲットにしてきました。今は、何兆円とも言われる団塊世代の退職金をターゲットにした金融機関のマーケッティング戦略の議論が一番多いように思います。
これらは団塊世代を外からの見た議論ですが、内からの視点で、団塊世代は退職後、セカンドライフをどう生きるか、地域のボランティア活動や海外でのロングステイなど色々と紹介されています。(大半は団塊世代以外の方が書いた記事と思われますが)
ところが、私にはどちらの視点の議論も他人事に思えてなりません。縁あって転職した現在の会社の定年は65歳だし、従ってまだ年金も出ないし、何回か外資系を転職してきて、今更退職金も期待できないし、こんな私は幸せな、あるいは不幸な少数派なのでしょうか?

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