オルタナティブ・ブログ > ITソリューション塾 >

最新ITトレンドとビジネス戦略をわかりやすくお伝えします!

だめなITベンダー・SIerの行動特性

»

もし、あなたが、次のようなことをしているのであれば、これは大いに反省すべきだ。

スクリーンショット 2020-02-03 7.15.37.png

  • 自分たちの「できること」でしか解決策を示そうとしない。
  • 機能や性能については説明できるが経営や事業の成果にどのような貢献ができるのか説明できない。
  • これからのテクノロジーやその可能性について分かりやすく説明できない。
  • お客様が新しい方法論や見積を求めても旧来のやり方で提案しようとする。
  • 新しい方法論やテクノロジーの適用を求めると保証できない、実績がない、時期尚早などのネガティブ・ワードで翻意を迫る。

やがて、お客様から愛想を尽かされてしまうだろう。

工数の需要がなくなるわけではない。ただ、作業工数に応じた労働力に対価を支払うというやり方は、自動化ツールやクラウド・サービスとの競合や人口の減少と相まって、そこでの収益の拡大を期待することができなくなる。

また、工数需要そのものの内容が変わる。例えば、「コードを書く」や「テストする」といったことの多くはソフトウエアや機械に代替される範囲が拡がってゆくが、一方で、ビジネスの変革を進めるための戦略の策定や企画、テクノロジーの目利きや組合せ、それを実現するための全体設計など、顧客価値を創出するための仕組みを作る上流工程に関わる人材は、これまでにもまして需要は拡大する。

短期的に工数需要がなくならないにしても、長期的に見れば工数需要だけに頼れない以上、それに代わる新たなビジネス価値をお客様に提供できなくてはならない。それが、デジタル・テクノロジーを駆使して、事業や経営、ビジネス・プロセスを根本的に変えてゆくことであり、そんな取り組みに私たちは積極的に関わってゆかなければならない。デジタル・トランスフォーメーションとはこのことを言う。

このようなことをやろうとしても、上記のような対応では、お客様はとても相談しようという気持ちにはなれないだろう。

あなたは、お客様にどのような態度をとっているのだろう。お客様から、自分たちは未来に貢献できるパートナーだという信頼を得ているだろうか。

改めて自分をそんな目で評価してみてはどうだろう。そして、改めるべきは何かを具体的に考え、その対策を実行に移してゆけばいい。

テクノロジーの発展が加速度を増し、様々な常識が高速にアップデートされ続けている。そんな時代にあっては、一瞬の躊躇は大きな遅れとなることを覚悟しておく必要がある。

では、何から手をつけるべきか。良かったら、こちらを参考にして欲しい。

【参考】PPAPに垣間見るSI事業者の現実・DXは無理です!

「コレ1枚」シリーズの最新版 2017年の第2版から全面改訂

新しく、分かりやすく、かっこよく作り直しました

デジタル・トランスフォーメーション、ディープラーニング、モノのサービス化、MaaS、ブロックチェーン、量子コンピュータ、サーバーレス/FaaS、アジャイル開発とDevOps、マイクロサービス、コンテナなどなど 最新のキーワードをコレ1枚で解説

144ページのパワーポイントをロイヤリティフリーで差し上げます

デジタルってなぁに、何が変わるの、どうすればいいの?そんな問いにも簡潔な説明でお答えしています。

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー

【2月度のコンテンツを更新しました】
======
・DX関連のプレゼンテーションを大幅に拡充
・セキュリティと5Gについても新たなプレゼンテーションを追加
・講演資料「デジタル・トランスフォーメーションの本質とプラットフォーム戦略」を追加
======
総集編
【改訂】総集編 2019年2月版・最新の資料を反映しました。
パッケージ編
講演資料「デジタル・トランスフォーメーションの本質とプラットフォーム戦略」
======
ビジネス戦略編
【新規】デジタル化:デジタイゼーションとデジタライゼーション p.4
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションとCPS p.18
【新規】デジタルトランスフォーメーション 2つの解釈 p.19
【新規】DXとPurpose p.20
【新規】DXの基本構造 p.30
【新規】DX実践のステージ p.35
【新規】デジタイゼーションとデジタライゼーションとDXの関係 p.36
【新規】オープン・イノベーション事例:MONET Technologies p.52
【新規】オープン・イノベーション事例:TOYOTA WOVEN CITY p.53
【改訂】改善・最適化戦略/変革戦略とDX p.72
【新規】エコシステム(生態系)とは何か p.84
【新規】プラットフォーム・ビジネスを成功させる3つの要件 p.85
【新規】共創とプラットフォーム p.86
【新規】プラットフォームの事例:エーザイ・認知症エコシステム p.87
【新規】プラットフォームの事例:エムスリー株式会社 p.88
【新規】DXとは(まとめ)p.87
【新規】共創ビジネスの実践 p.185
【新規】内製化の事例:クレディセゾンのサービス「お月玉」 p.186
【新規】内製化の事例:株式会社フジテレビジョン p.187
【新規】共創の事例:トラスコ中山 MROストッカー p.188
【新規】「営業力」は「大好き力」 p.249
【新規】営業目標達成を支える2つの要件 p.250
【新規】「活動生活」の3部類 p.251

ITインフラとプラットフォーム編
【新規】シングル・サインオン(SSO)・システム 1/2 p.111
【新規】シングル・サインオン(SSO)・システム 2/2 p.112
【新規】Microsoftのセキュリティ・プラットフォーム p.119
【新規】移動体通信システムの歴史 p.255
【新規】5Gのビジネスの適用領域 p.256
【新規】5Gの普及段階 p.261
【新規】5GによるIT/SIビジネスへの影響 p.267

サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
【新規】スマート・スピーカー p.53
【新規】新しい学習方法 p.106

クラウド・コンピューティング編
【新規】オンプレとパブリック・クラウドの関係の推移 p.106

テクノロジー・トピックス編
【新規】ニューロモーフィック・コンピュータ p.62

下記につきましては、変更はありません。
 開発と運用編
 サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
 サービス&アプリケーション・基本編
 ITの歴史と最新のトレンド編

Comment(0)