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苦手な勉強の始め方

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「もっと勉強しなきゃいけないことは理解しています。でも、どうすれば勉強できるようになるでしょうか。何から勉強すればいいでしょうか。」

勉強を始めるしかない。なんでもいい、いままさに自分が知りたいことについて、まずは本を買ってくることだ。あるいは、そういう勉強会や講座に申し込むことだ。お金を払い、スケジュール帳に書き込むことだ。全てはそこからはじめよう。

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その本は分かりやすいだろうかとか、その講座がうまくおしえてくれるだろうかなんて、考える必要はない。読めば分かる、行ってみれば分かる。だめなら別のものを新たに選択すればいい。考えたり決心したりする前に行動せよ。行動を起こせば、決心はあとで固まる。

要領よく勉強する方法を身につけたければ、要領の悪い勉強を経験することだ。そうすれば、どうすれば要領が良くなるかを学ぶことができる。成功か失敗かを頭で考える前に行動を起こして確認すればいい。直ぐに結論が出る。考えるだけ時間の無駄だ。失敗にお金を払えるなんて、とても価値ある授業料ではないか。

勉強をしたければ、まずは時間を作ることだ。私は朝をおすすめする。昼間の仕事で疲れ果て、夜は残業や外せない付き合いもある。確実に継続的に時間を確保したいのなら朝しか時間がない。

決心してから行動するなんてうまくいかないことくらい、これまでのことを考えればみんな知っているだろう。何を勉強したいか、何を達成したいのかなんて、毎朝1時間の習慣をつけてから決めればいい。

「習慣」とはできないことを気持ち悪いと感じられるようになることだ。例えば、小さな子どもは朝の歯磨きを嫌がるが、それを毎日続けているとやらないことが気持ち悪くなって、言われなくても歯磨きをするようになる。朝出るものが出なくても便座に座らなければ落ち着かないと言う感覚と同じようなことだ。

低血圧なので朝が苦手だという人がいる。ならば、ちゃんと医者に行った方がいい。なんらかの重大な病気の症状かもしれない。まずは病気の可能性がないか、病院で調べてもらったほうがいいだろう。

原因が分からない場合は、自律神経のバランスが整っていないこともあるらしい。自律神経のバランスを整えるためには、朝の生活を変えてみるといいという。朝ご飯をちゃんと食べ、熱めのシャワーを浴びる、あるいは軽い運動をするなどの習慣を取り入れると、交感神経が活発になり、身体が活動モードに切り替わる。そうやって1日の生活リズムを整えてみてはどうだろう。

私は、朝起きて熱めの風呂に入り本を読んでいる。そうやって身体と気持ちを目覚めさせようとしている。たっぷり汗を掻き、珈琲を一杯呑んでネットを渉猟しブログを書くという習慣がある。できないと気持ちが悪い。だから無理もしていないし頑張ってもいない。

自分のやり方を見つけるしかない。それには少しの決心と試行錯誤の忍耐は必要になるが、まあせいぜい3ヶ月と言ったところだろう。それさえもできないとすれば、まあ「ご勝手に」である。

いずれにしろ「習慣」を作り「リズム」を整えることだ。勉強をするとは、そんな行動習慣を作ることからはじめるといい。

「やる気スイッチ」なんて存在しない。行動を起こし習慣になれば、自ずとスイッチが入る。

何を勉強しようか、将来の目標はどうしようか、どうすれば要領よく勉強できるだろうかをはっきりさせ、決心してから行動するなんてやめたほうがいい。100年経っても行動は起こせないだろう。決心も要領も行動の結果として備わってくるものだ。

ゴールを決める前にはじめよう。決心する前に行動しよう。要領の良さは失敗の数であると心得よう。

それでいいんじゃないかなぁ。

【募集開始】新入社員ための最新ITトレンド研修

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IoT、AI、クラウドなどのキーワードは、ビジネスの現場では当たり前に飛び交っています。デジタル・トランスフォーメーションの到来は、これからのITビジネスの未来を大きく変えてしまうでしょう。

しかし、新入社員研修ではITの基礎やプログラミングは教えても、このような最新ITトレンドについて教えることはありません。

そんな彼らに「ITトレンドの最新の常識」と「ITビジネスに関わることの意義や楽しさ」についてわかりやすく伝え、これから取り組む自分の仕事に自信とやり甲斐を持ってもらおうと「新入社員ための最新ITトレンド研修」を昨年よりスタートさせました。今年も7月17日(火)と8月20日(月)に開催することにしました。

参加費も1日研修で1万円に設定しました。この金額ならば、会社が費用を出してくれなくても、志さえあれば自腹で支払えるだろうと考えたからです。

社会人として、あるいはIT業界人として、厳しいことや頑張らなくちゃいけないことも伝えなくてはなりません。でも「ITは楽しい」と思えてこそ、困難を乗り越える力が生まれてくるのではないでしょうか。

  • ITって凄い
  • ITの仕事はこんなにも可能性があるんだ
  • この業界に入って本当に良かった

この研修を終えて、受講者にそう思ってもらえることが目標です。

よろしければ、御社の新入社員にもご参加いただければと願っております。

詳しくは、こちらをご覧下さい。

SI事業者/ITベンダーのためのデジタル・トランスフォーメーションの教科書

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デジタル・トランスフォーメーションとは何か、SI事業者やITベンダーはこの変化にどう向きあえばいいのかを1冊の書籍にまとめました。これが「SI事業者/ITベンダーのためのデジタル・トランスフォーメーションの教科書」です。PDF/A4版・109ページのデジタル出版です。紙の書籍にすると200ページくらいのボリュームにはなると思います。もちろん、前著同様に掲載したチャートは全てロイヤリティ・フリーでダウンロードできるようにしています。

いまと未来を冷静に見つめ、SIビジネスのデジタル・トランスフォーメーションにどう向きあえばいいのかを考えるきっかけになればと願っています。

内容は以下の通りです。

  • デジタル・トランスフォーメーションとは何か
  • デジタル・トランスフォーメーションの定義
  • デジタル・トランスフォーメーションを支えるテクノロジー
  • SIビジネスのデジタル・トランスフォーメーション
  • デジタル・トランスフォーメーション時代に求められる人材

ITビジネスの未来は大いに開けています。ITは私たちの日常や社会活動にこれまでにも増して深く関わり、アンビエント(環境や周囲に溶け込む)になっていくでしょう。そこには新たなビジネスチャンスが待っています。しかし、そのチャンスを見つけるためには、視線を変えなければなりません。もはやこれまでのSIビジネスの視線の向こうには、新しいビジネスチャンスはないのです。

じゃあどうすれば良いのでしょうか。本書で、そのための戦略と施策を考えるきっかけを見つけていただければと願っています。

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

LiBRA 5月度版リリース====================

  • SI事業者/ITベンダーのための「デジタル・トランスフォーメーションの教科書」をリリース
  • 「ITソリューション塾・第27期」の最新コンテンツ
  • その他、コンテンツを追加

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【新規掲載】SI事業者/ITベンダーのためのデジタル・トランスフォーメーションの教科書

  • 教科書 全109ページ 
  • PDF版
  • プレゼンテーション 全38ページ ロイヤリティフリー

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「ITソリューション塾・第27期」の最新コンテンツを追加
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サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】伝統的なやり方とIoTの違い p.19
サービス&アプリケーション・先進技術編/人工知能とロボット
【新規】人間にしかできないコト・機械にもできること p.100
インフラ&プラットフォーム編
【新規】仮想化とは何か p.68
【新規】仮想化の役割 p.70
【新規】サイバー・セキュリティ対策とは何か p.125
【新規】脆弱性対策 p.127
クラウド・コンピューティング編
【新規】コンピューターの構成と種類 p.6
【新規】「クラウド・コンピューティング」という名前の由来 p.17
【新規】クラウドがもたらすビジネス価値 p.26

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