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「ピード感を持って取り組んで欲しい!」もはやそんな精神論でどうにかなる時代ではありません

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世界がインターネットで結ばれ、人々はモバイルデバイスを持ち歩きます。データや業務はクラウドに置かれつつあります。おかげでビジネスは場所や時間の制約から解放されました。そして、世界の片隅の出来事が、一瞬にして世界中に拡がり、影響を及ぼすようになりました。こんな時代の経営は、この変化のスピードに対応すること、あるいは、このスピードを武器にすることにが、何よりも大切になってきたのです。

「もっと、スピード感を持って取り組んで欲しい!」

年頭の社長の訓示で、そんな話を聞かれた方もいるかもしれませんが、もはやそんな精神論でどうにかなる時代ではありません。人間が働くことを前提にすることから、機械が働くことを前提にしたビジネスの仕組みに転換すること、すなわち「デジタル・トランスフォーメーション(Digital Transformation/DX)」で、組織体制、働き方、ビジネス・プロセスを根本的に転換してゆくしかないのです。

先日、スイスのチューリッヒで働くグローバル企業の方と会話をする機会がありました。彼の会社では、いまどんどんと人を減らし、組織体制を変え、KPIも変えて企業のあり方を変革する取り組みが急速に進んでいるとのことでした。

日本のように言葉だけの頭でっかちではなく、もはや次の段階へとステージを移しているそうです。このスピード感なくして、世界の動きにはついてゆけないだろうということを、実感を持って語られていました。

以前、ミャンマーで地元のIT企業に訪問したとき、日本の企業とはつきあいたくないという話しを聞きました。それは、安く使うことを前提に交渉してくる、それでいて求める品質は過剰に厳しい、しかし、意志決定は遅くなかなか決まらず、手続きも煩雑でとてもやってはいられないと言うことでした。

我が社のような小さな会社の場合、初めての取引ではあるものの数万円の取引のために企業調査や膨大な事務手続きを求められることがあます。そのようなやり方がいかにスピードを求められる時代にそぐわないかを当たり前に感じられないとすると、これは実に深刻な状況ではないかと思うのです。

たぶん、このような会社がベンチャー企業と組んで新しい取り組みをはじめようにも、与信審査が通らないからと稟議で落とされるとなるのでしょう。しかもその意志決定には相当の時間かがかかるわけで、余裕のないベンチャー企業にとっては、とても相手にすることができず、せっかくの共創がすすまないといったことにもなります。スピードよりもリスクを回避することを過剰に優先する組織のあり方からは、変革は生まれないのです。

DXとはなにもインターネットで新しいオンライン・サービスをはじめることではありません。ヒトに頼らず、ソフトウエアでビジネスを機能させる仕組みを作ることです。つまり組織体制、働き方、ビジネス・プロセスといった経営の全般をソフトウェア・ベースに置き換えてゆくことです。

つまり、全ての組織がITサービス・プロバイダーとして、それぞれが経営に必要なサービスを提供してゆく必要があります。各組織には権限が委譲され、自律した組織が、それぞれに変化に適応しながら最高のパフォーマンスを発揮する仕組み作りが必要です。

組織はITサービス・プロバイダーとなり、ITサービスとしてビジネス機能を提供する。ビジネス環境の変化に柔軟に対応し、自律的に最高のパフォーマンスを目指す。これは、アジャイル開発でありDevOpsであって、もはや経営は、このようなとり組みを前提としなくてはなりません。

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DXは体力の強化ではなく体質の転換です。新しいマシンガンを持つことではなく、飛んでくる弾丸を機敏にかわし、敵の背後に待って一瞬にして打ち負かす、そんなサイボーグになることではないでしょうか。

「そんなバカなことを」と思っているうちに、世の中はあっという間に変わってしまいます。

2月14日(水)よりスタートする次期「ITソリューション塾・第27期」の受付を開始致しました。

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日程 2018年2月14日(水)~4月25日(水) 18:30~20:30
回数 全11回
定員 80名
会場 アシスト本社/東京・市ヶ谷
料金 ¥90,000- (税込み¥97,200) 全期間の参加費と資料・教材を含む
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【お願い】早期に定員を超えると思われますので、まだ最終のご決定や参加者が確定していない場合でも、ご意向があれば、まずはメールにてご一報ください。優先的に参加枠を確保させて頂きます。
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第27期は、これまでの内容を一部変更し、AIやIoTなどのITの最新トレンドについての解説と共に、そんなテクノロジーを武器にして、どうやって稼げばいいのかについて、これまで以上に踏み込んで考えてゆこうと思います。また、働き方改革やこれからのビジネス戦略についても、皆さんに考えて頂こうと思っています。

SI事業者の皆さんには、これからのビジネス戦略やお客様への魅力的な提案を考える材料を提供します。
情報システム部門の皆さんには、自分たちのこれからの役割やどのようなスキルを磨いてゆく必要があるのかを考えるきっかけをご提供します。

講義で使用する500ページを超える最新のプレゼンテーションは、オリジナルのままロイヤリティ・フリーで提供させて頂きます。お客様への提案、社内の企画資料、イベントでの解説資料、勉強会や研修の教材として、どうぞ自由に活用してください。

古い常識をそのままにお客様の良き相談相手にはなれません。
「知っているつもりの知識」から「実践で使える知識」に変えてゆく。そんなお手伝いをしたいと思っています。

ビジネス・エグゼクティブのためのIT戦略講座

来年2月より、事業会社の経営者や経営幹部、事業部門の責任者や幹部といったエグゼクティブを対象に「ビジネス・エグゼクティブのためのIT戦略塾をスタートさせることに致しました。
ITに詳しくない経営者や事業部門のトップが、ITのトレンドや価値、それをビジネスに活かす方法について理解を深めてもらおうという内容です。
講師には、私だけではなく、デジタル・ビジネスの実践を支援し、グローバルに活躍している方やデザイン思考のプロを招き、単なる知識ではなく、実践的なノウハウも合わせて提供しようと準備しています。
先般承りましたご要望を全て満たすものではありませんが、事業会社の経営の現場で役立てていただける実践的な知識やノウハウを身につけて頂けるものと確信しています。

内容:全3回の講義と演習/受講者と講師のコミュニケーション

  • 2月26日(月)第1回 最新のITトレンドとこれからのビジネス戦略
  • 4月27日(金)第2回 デジタル戦略を実践するための手法とノウハウ
  • 5月29日(火)第3回 未来創造デザインによる新規事業の創出

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

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2018年1月版・改訂/追加リリース

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  • 開発と運用について大幅に追加改訂しました。
  • デジタル・トランスフォーメーションについての解説を増やしました。
  • 量子コンピュータについての記述を追加しました。

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追加・更新の詳細は以下の通りです。

ビジネス戦略編
【改訂】デジタル・トランスフォーメーションの意味 p.5
【新規】デジタル・トランスフォーメーションとは p.11
【改訂】デジタル・トランスフォーメーション実践のステップ p.12
【新規】デジタル・トランスフォーメーション時代に求められる能力 p.14
【改訂】SIビジネスのデジタル・トランスフォーメーション p.15
【改訂】共創の3つのタイプ p.82

サービス&アプリケーション・先進技術編/AI
【新規】深層学習が前提となったシステム構造 p.68

開発と運用編
【新規】開発と運用:従来の方式とこれからの方式 p.15
【新規】アジャイル開発の基本構造 p.16
【新規】アジャイル開発の目的・理念・手法 p.23
【新規】スクラム:特徴・三本柱・基本的考え方 p.25
【新規】スクラム:スクラム・プロセス p.26
【新規】スクラム:プロダクト・オーナー p.27
【新規】スクラム:スクラム・マスター p.28
【新規】スクラム:開発チーム p.29
【新規】エクストリーム・プログラミング p.30
【新規】これまでのソフトウェア開発 p.58
【新規】これからのソフトウェア開発 p.59
【新規】Microsoft Azureによる予測モデルの開発方法 p.60

インフラ編
【新規】ストレージ・コストの推移 p.215

テクノロジー・トピックス編
【改訂】ソーシャル・グラフ 解説文・追加&改訂 p.4
【改訂】CSIRT解説文・追加&改訂 p.6
【改訂】3Dプリンター 解説文・追加&改訂 p.7
【改訂】RPA 解説文・追加&改訂 p.17
【新規】量子コンピュータがいま注目される理由 p.73
【新規】D-Waveとは
【新規】量子ゲート方式の限界と可能性 p.82

ITの歴史と最新トレンド
*追加・変更はありません。

サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
*追加・変更はありません。

サービス&アプリケーション・基本編
*追加・変更はありません。

クラウド・コンピュータ編
*追加・変更はありません。

【講演資料】量子コンピュータ 
【新規】量子コンピュータがいま注目される理由 p.73
【新規】D-Waveとは
【新規】量子ゲート方式の限界と可能性 p.82

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