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提案書はお客様へのラブレター

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優秀な営業とは「どのような状況にあっても確実に数字を出し続けることができる」営業である。

「数字を出せれば何をやってもいいのか」という批判もありそうだが、それは営業という仕事を理解していない人たちの空論に過ぎない。

ウソをつけば詐欺になる、脅せば恐喝だ。それは犯罪であり、仕事ではない。犯罪とまではいかなくても、甘言を弄して案件をとれても、結果として成果をあげられなければクレームになるだろうし、再びそのお客様から仕事を頂くことはないだろう。そんなことになれば、「確実に数字を出し続けること」などできない。

営業は数字を出すことが仕事だから、出せなければ営業失格だ。たとえ気持ちのいい、心優しい人であったとしても、数字を出せない営業は優秀ではない。これは単純な原理原則だろう。

営業の仕事は、お客様に対して誠実でなくては、数字をあげることができない。誠実とは、相手の幸せを願い、そのために自分は何をすべきかを考え、そのために最大限の努力を払う態度を言う。そのために相手の話を聞き、情報を集め、方法を考える。それを実現するための方法を物語として整理した文書を提案書という。

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提案書はお客様に対する「最終通達文書」ではない。「ラブレター」だ。自分の想いを製品やサービス、実行計画、費用といった言葉で綴った告白だ。それを受け入れてもらえたなら、これからの人生を共に歩んでゆくための計画を一緒になって具体的に話し合ってゆく。

相性が合わない相手もいるだろう、こちらの想いが通じないときもあるだろう。当然、案件にはならないが、誠実に向き合えば、相手はあなたを記憶に留め、またの機会にチャンスを与えてくれるかもしれない。そういうお客様を増やしてゆくことだ。時間はかかるが、そんな関係を増やしてゆけば、継続的に数字を上げ続けるための基礎となる顧客ベースができあがることになる。

失恋しても喧嘩別れするのではなく、お互いに素敵な人生を送りましょうとわかれることができれば、それはその人の世間の評判を高めるだろう。そんなことからも仕事のチャンスは舞い込んでくる。

また、優秀な営業は人を使うことがうまい。それは、自分のできることできないことを客観的に、そして冷静に受け入れているためだ。だからお客様だけではなく、周りにいる助けてくれる人にも誠実に接し、「あの人に頼まれたのなら断れない」と思わせる。だから、優秀な営業は実力以上の力を発揮できる。

そして、なによりも数字に執着もしている。自分の達成目標や現状とのギャップを諳んじ、その達成に執拗にこだわる。お客様をだまして数字をもぎとることは決してしない。沢山のオポチュニティといつでも相談に行けるお客様を沢山持つことで、つねにチャンスの広大な畑を抱えているから、数字を上げ続けることができる。

また、こちらからお願いや相談に行くのではなく、お願いや相談をしてくれるお客様を沢山抱えている人でもある。売り込まずとも売れるのだ。それは、日々のお客様に対する誠意の賜であり、相談に応えられ知識であり、すぐに適切で助けてくれる人のつながりをもっているからだ。

あの人に相談すれば何とかしてくれる安心と信頼をお客様が感じるからこそ、相談される存在になれる。

わたしのイメージする「理想の営業」とはこんなイメージだろうか。簡単なことではない。だから、そういう姿を目指すことは楽しい。

新入社員のための最新ITトレンド・1日研修

「お客様の話しに、ついてゆけません。言葉が分からないんです。」

こんな話をする新入社員は少なくありません。もちろん経験のない彼らが仕事をうまくこなせないのは当然のことです。しかし、「言葉が分からない」というのは別の問題です。

IoT、AI、クラウドなどのキーワードは、ビジネスの現場では当たり前に飛び交っています。しかし、新入社員研修ではITの基礎やプログラミングは教えても、このような最新ITトレンドについて教えることなく現場に送り出されてしまいます。そのため、お客様が何を話しているのか分からないままに、曖昧な応対しかできず、自信を無くしてしまう、外に出るのが怖いなどの不安をいだいている新入社員も少なくないようです。

そんな彼らに、ITの最新トレンドを教え、ITがもたらす未来への期待、そこに関わることへの誇りを持てるようにと企画しました。

参加費が1万円なら、懐の寂しくても自腹で参加できるはずです。また、既に新入社員研修の予算を使い切った企業でも、何とかやりくりして頂けるのではないでしょうか。そんな想いで、この金額にしてみました。また、100ページを超えるテキストは、パワーポイントのままでロイヤリティフリーで提供させて頂きます。

実施内容

  • 日時:下記日程のいずれか1日間(どちらも同じ内容です)
    • 【第1回】8月28日(月)10:00〜17:00
    • 【第2回】9月04日(月)10:00〜17:00
      • *昼休み1時間、休憩随時
  • 会場:株式会社アシスト・本社1階セミナールーム/市ヶ谷
  • 定員:50名/回
  • 費用:1万円(税込10,800円)
    • 新入社員以外(例えば、他業界からIT業界に転職された方や人材開発・研修担当の方)で参加されたい場合は、3万8千円(税込 41,040円)でご参加いただけます。
  • 内容:
    • ITビジネスの歴史と最新トレンド
    • クラウド・コンピューティング
    • ITインフラと仮想化
    • サイバーセキュリティ
    • IoT
    • AIとロボット
    • アジャイル開発とDevOps
    • これからのITとITビジネス

詳しくはこちらをご覧下さい。

ITソリューション塾・福岡・第2期 募集中!

知っているつもりの知識から、説明できる、実践に活かせる知識へ変えてゆく。そんな研修がスタートします。

東京で9年目を迎えるITソリューション塾には、既に1500名を超える卒業生がいらっしゃいます。また、昨年より大阪と福岡でも始まりました。特に福岡では、他の会場にはない「自分のビジネスを成功させるためのワークショップ」もあわせておこないます。

ITについての体系的な知識を身につけたい、提案力を高めたい、コンサルや交渉の力を高めたい。そんな皆さんのための実践的プログラムです。ふるってご参加下さい。

日程 2017年7月11日〜10月3日 全7回 13:30〜17:30
回数 全7回
定員 40名
会場 福岡県Ruby・コンテンツ産業振興センター
料金 ¥65,000 (税込み¥70,200-)
全期間の参加費と資料・教材を含む
詳細 ITソリューション塾[福岡] 第2期 講義内容/スケジュール
申し込み 上記リンクのパンフレットをご参照ください。

【図解】コレ一枚でわかる最新ITトレンド 増強改訂版

スクリーンショット 2017-04-24 12.36.16.png

  • 何ができるようになるのか?
  • どのような価値を生みだすのか?
  • なぜ注目されているのか?

「知っている」から「説明できる」へ
実践で「使える」知識を手に入れる

  • IoT とインダストリー4.0
  • AR とVR
  • 人工知能と機械学習とディープラーニング
  • サーバ仮想化とコンテナ
  • ネットワーク仮想化とSD-WAN
  • アジャイル開発とDevOps
  • マイクロサービスとサーバレス

キーワードは耳にするけど、
それが何なのか、何ができるようになるのか、
なぜそんなに注目されているのか理解できてなかったりしませんか?

最新版(6月度)をリリースしました!

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

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最新版【2017年6月】をリリースいたしました。

今月は、特にブロックチェーンや5Gについてのプレゼンテーションを充実させています。
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ビジネス戦略編
【新規】根拠なき「工数見積」と顧客との信頼関係の崩壊 p.32
【新規】工数ビジネスの限界 p.34

サービス&アプリケーション・先進技術編/IoT
【新規】IoTとAIの一般的理解と本当のところ p.15

サービス&アプリケーション・先進技術編/人工知能とロボット
【新規】自動化と自律化 p.14
【新規】学習と推論 p.27
【新規】うんコレ1枚でわかる画像認識 p.34
【新規】自動運転のためのプラットフォーム p.81

サービス&アプリケーション・基本編
変更はありません

開発と運用編
【新規】「仕様書通り作る」から「ビジネスの成果への貢献」へ p.11

クラウド・コンピューティング編
【変更】パブリッククラウド p.38
【新規】クラウドの見積り方(1)と(2) p.79-80

インフラ&プラットフォーム編
【変更】ウェアラブル=身体に密着するデバイス p.21
【新規】ウェアラブル・デバイスの進化 p.22
【変更】ウェアラブル・デバイスの種類と使われ方 p.23
【新規】これからのクライアントを占うキーワード p.25
【新規】ユビキタスコンピューティング = 10年前のIoT p.26
【新規】スマートフォーム p.27
【変更】ユビキタスからアンビエントへ p.28
【新規】ビーコン 事例 p.29
【新規】VR 事例p.30
【新規】AR 事例p.31
【新規】MR 事例p.32
【新規】セキュリティ対策対象の変化 p.112
【新規】コレ1枚でわかる第5世代通信 p.209-211

テクノロジー・トピックス編
【新規】ARM:2016年の売上高は16億8900万ドル p.22
【新規】ARM:ライセンスパートナー p.23
【変更】ARM:拡がる適用分野 p.26
【新規】ARM:CPU設計から製造まで p.27
【新規】ブロックチェーンとは何か p.33
【新規】ブロックチェーンの3つの特徴 p.32-36
【新規】ブロックチェーンで使われる暗号技術 p.37-38

ITの歴史と最新のトレンド編
【新規】ソフトウェア化するモノ p.11

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新刊書籍のご紹介

未来を味方にする技術

これからのビジネスを創るITの基礎の基礎

  • ITの専門家ではない経営者や事業部門の皆さんに、ITの役割や価値、ITとの付き合い方を伝えたい!
  • ITで変わる未来や新しい常識を、具体的な事例を通じて知って欲しい!
  • お客様とベンダーが同じ方向を向いて、新たな価値を共創して欲しい!
人工知能、IoT、FinTech(フィンテック)、シェアリングエコノミ― 、bot(ボット)、農業IT、マーケティングオートメーション・・・ そんな先端事例から"あたらしい常識" の作り方が見えてくる。2017年1月6日発売
斎藤昌義 著
四六判/264ページ
定価(本体1,580円+税)
ISBN 978-4-7741-8647-4Amazonで購入
未来を味方にする技術
人工知能、IoT、FinTech(フィンテック)、シェアリングエコノミ― 、bot(ボット)、農業IT、マーケティングオートメーション・・・ そんな先端事例から"あたらしい常識" の作り方が見えてくる。
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