最新ITトレンドとビジネス戦略をわかりやすくお伝えします!

「未来を味方にする技術」で伝えたかったこと

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「ITのことは専門の方に任せています」

経営者や業務部門の方から、このような言葉を聞くことがあります。この言葉からは2つの意味が読み取れます。ひとつは、「システムの開発や構築については専門家に任せている」、もうひとつは、「ITは難しそうなので、考えることを避けている」というものです。

前者であれば理解できますし、その方がいいかもしれません。しかし、もし後者であるとすれば、それは大きな間違えです。

未来を味方にする技術

本日より拙著「未来を味方にする技術 〜これからのビジネスを創るITの基礎の基礎〜」が発売されます。

私が本書でお伝えしたかったことは、「ビジネスとITの一体がすすみつつあるいま、両者を分けて考えることはもはや現実的ではない」だから、「経営者や業務部門の方がITへ歩み寄り理解する努力が必要だ」ということです。

もちろんITの専門家にも経営や業務にもっと踏み込んで欲しいと思っています。彼らもまた経営や業務を理解し、ただ言われたことをやるのではなく、経営や業務の変革、新たなビジネスの創出を積極的に提案して欲しいと思っています。

「業務のことは自分たちが決めるからITの連中は言われたことをやってくれればいい。」

「業務のことは分からないので、まずはそちらで決めて下さい。」

そんなお互いの壁を取り払い、一緒になって自分たちの未来を創ってゆくことが大切なのです。

本書の成り立ちについても、お伝えしておきたいと思います。私はこれまで、「システムインテグレーション崩壊」や「システムインテグレーション再生の戦略」などの著書、講演を通じ、ITを生業とする企業の課題を指摘し、その対処の方法を提案してきました。本書でも説明したことですが、ITがこれまでの常識を崩壊させ、新しい常識に上書きされつつあるいま、自らが変わらなければ、これからの時代を生き抜くことはできないと警鈴をならしてきたのです。しかし、言葉ではご理解頂けても実践に移せない企業が少なくありません。その理由のひとつが、「お客様が変わらないから」というものです。

お客様のITとの係わり方が変わらなければ、彼らへの期待も変わらず、依頼する仕事も変わりません。これまで通りの需要があるのに、無理をして、リスクを冒してまで自分たちを変えようというモチベーションが生まれてこないというのです。しかし、そんな成り行きまかせのやり方では、やがて時代取り残され、競争力や存在価値を失ってしまうことは目に見えています。

本来なら、IT事業者がお客様にビジネスの変革を促し、時代の流れを加速する役割を果たして欲しいところです。しかし、それができる企業は限られています。だからといって、この現実を放置し需要と供給の縮小均衡がさらにすすめば、やがて日本は世界から取り残されてしまうでしょう。

ならば、ITに詳しくない、あるいは「IT音痴」を自認する経営者や業務部門のアレルギーを取り払い、ITの魅力や価値をユーザーの視点で理解してもらおうと考え、2015年に「【図解】コレ1枚でわかる最新ITトレンド」を上梓しました。しかし、残念ながらIT屋の目線から離れられず、むしろITを生業にしている皆さんの「最新ITトレンドの教科書」としてご評価いただく結果となってしまいました。

前著の課題は、ビジネスの課題やニーズとテクノロジーの関係をうまく説明できなかったことにあります。「テクノロジーの意味や仕組みをわかりやすく伝える」ことに力点が置かれ、「ビジネスの課題やニーズをどのように解決できるか」といった説明が不十分だったことです。この事実を受けとめ、「ユーザーの視点」を改めて問い直し、本書を執筆致しました。果たして、その目論見通りになったでしょうか。読者の皆さんにご評価、ご批判を頂ければと願っています。

そんな本書ではありますが、内容の誤りや不見識は、すべて私個人に帰するものです。ぜひ、そのようなご指摘は、Facebookに投稿頂き、多くの皆さんと共有させて頂ければと願っています。

ITがこれまでの常識を崩壊させ、新しい常識に置き換えられようとしています。ビジネスはITと一体化し、両者を分けて考えることができない時代です。そんな時代に「ITのことは分からないから」の言い訳は通用しません。

そんな言い訳をしなくてすむように、本書をご活用いだければと願っています

【募集開始】ITソリューション塾・第24期

ITソリューション塾・第24期を2月8日(水)から開催します。第24期は、IoTやAIのビジネス戦略にも一層切り込んでみようと思っています。また、情報セキュリティの基本やDevOpsの実践についても、それぞれの第一人者から学びます。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

  • 会場 : アシスト株式会社・本社@市ヶ谷
  • 日程:2月8日(水)〜4月26日(水)の毎週1回×11回 *但し、3月最終週は休みとなります。
  • 時間:18:30〜20:30
  • 定員:80名(前回参加者 84名)

お願い

  • 毎期早い段階で定員に達しています。手続き等で時間はかかるが、参加のご意向をお持ちの場合は、事前にメールにて、その旨をお知らせください。
  • 個人でのご参加の場合は、消費税分を割り引かせて頂きます。
  • 今回の期間は、予算期を跨ぐところもあるかと思いますが、今期または来期のいずれか、または、両期に分けて支払いという場合は、個別にお知らせください。

詳細のご案内、および、スケジュールのPDFダウンロードは、こちらをご覧下さい。

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2017年1月 最新の改訂版をリリースしました!

ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA

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*「コレ1枚でわかる最新ITトレンド(2017年度版)」を新規に作成しました。
*先進技術編では、解説を大幅に追加、刷新し、新たなチャートも追加しています。
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【インフラ&プラットフォーム】(293ページ)

【更新】コンテナ型仮想化・改訂版の解説を改訂しました p.175
【新規】SD-WAN p.184

【ITの歴史と最新トレンド】(14ページ)

*これからのビジネスを考える参考となるよう、「コレ1枚でわかる最新ITトレンド(2017年度版)」を新規に作成しました。

【更新】デジタル化の歴史の解説を追加しました
【新規】コレ1枚でわかる最新ITトレンド(2017年度版)を新規に追加し、解説も加えました。

【サービス&アプリケーション・基本編】

*運用と開発のプレゼンテーションが増えたことから、基本編と運用と開発編に分割しました。

基本編(50ページ)
 変更はありません

開発と運用編(64ページ)

【更新】これからのシステム開発のチャートを改訂し、解説を追加しました p.5
【更新】DevOpsとは何か?の解説を追加しました p.19
【新規】仮想マシンとコンテナの稼働率 p.74-77
【更新】DevOpsとコンテナ管理ソフトウェアの解説を改訂しました p.78
【新規】FaaS(Function as a Service) p.79

【テクノロジー・トピックス】(49ページ)
 変更はありません

【サービス&アプリケーション・先進技術編】

IoT(92ページ)

【更新】IoTとM2Mの解説を追加しました p.7
【更新】IoTの定義の解説を改訂しました p.15
【更新】コレ1枚でわかるIoTのチャートと解説を改訂しました p.18
【更新】デジタル・ツインの解説を改訂しました p.23
【更新】モノのサービス化の解説を改訂しました p36
【更新】ビジネス価値の進化の解説を改訂しました p.38
【更新】IoTと機能と役割の4段階の解説を改訂しました p.41
【更新】クラウドから超分散への解説を改訂しました p.46

人工知能(93ページ)

【新規】コレ1枚でわかる人工知能とロボットの新たなチャートを追加し解説を載せました p.9
【更新】産業発展の歴史から見る人工知能の位置付けの解説を改訂しました p.317
【新規】ディープラーニングが注目される理由の新しいチャートと解説を追加しました p.24
【新規】弱いAIと強いAIについて、新しいチャートと解説を追加しました p.32
【更新】人工知能に置き換えられる職業について、解説を追加しました p.64

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