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マネージャーとリーダー

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「マネージャーはいるが、リーダーがいない。」

ある経営者からこんな話を伺った。

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「マネージャー」とは、組織としてのパフォーマンスを最大化する責任を担っている。その責任を果たすために部下の能力や性格を見極め、リソースの最適な配置を決め、目標達成のための行動を起こさせるなくてはならない。

状況を冷静に整理し、行動に裏づけを与え、必要とするリソースを準備する。高度な理性と判断力が求められる。

では「リーダー」とは何か。言葉通りに受け取れば、「先導者」である。道を示し、率先してその道を進む。人を魅了し、従おうという気持ちにさせる。

リーダーには、先を見通す力が必要だ。世の中の動き、人々の心の機微、時代のトレンドなどなどが、これからがどう動くかを予測し、その先を見通す感性が必要だ。直観力というべきかも知れない。たぶん理屈だけでは超えられない、見えない先を見取り、感じ取る能力というべきだろう。

そして、欠くべからざるものは信念である。これをやるんだという強い決意である。従うものに安心を与え、ともに何とかしようという決意を起こさせる。

理性的な側面であるマネージメント能力と感性的な側面であるリーダーシップ能力の両方兼ね備えるというのは容易なことではない。だからこそ、そういう理想を思い描き自らを磨かなければならないのだろう。

営業という仕事もお客様に対してマネージャーであり、リーダーでなくてはならない。お客様のすすめようとしている仕事を成功に導くため合理的で最適な道筋を示すこと。そして、必要なスキルやリソースを提供しその運用を支援するマネージャー。お客様の未来を示して夢を与え、進むべき道についての確信を与えるリーダー。そんな能力がお客様を惹き付けることになる。

「具体的にはどのようなことをすればいいのでしょう」

こういうことを書いたり話したりすると、その具体的な方法を示すように求められることがある。新入社員研修ではほぼ必ずそんな質問を受ける。残念ながら優れたマネージャーやリーダーになるための方程式など存在しない。ただ、次のようなことは伝えることにしている。

「理想は何かを思い描くことです。そして、そうなるにはどうすればいいかを問い続けることです。そんな思いをいだきながら、愚直に仕事をこなし、そして手間がかかっても確実に成果をあげつつけることです。そんな生き方をしていれば、いつかは理想に近づけるはずですよ。」

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