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グローバル狂想曲 第一幕 【リクルートエージェントのコンサルタントが語る】

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採用や企業ブランディングには流行があるが、最近の流行キーワードは
グローバル化である。そこかしこに採用の文字とセットとなっている。


この背景には国内需要だけではいよいよやっていけないところまできた
事もあるのだろう。


しかし、、、とふと思う。あれ?日本企業ってとっくの昔からグローバル化
していなかったっけ??


例えば、ソニー。共同創業者盛田氏の自伝等を読むと、46年創業の企業
が既に50年代後半には米国進出を始めている。今とは為替、移動手段含
めて全く時代が異なっていた時にである。


それにあわせ、かつて東京通信工業株式会社(東通工)といった社名を58年
には日本人以外の人にも読める、発音しやすいようにとソニーと変更した。


戦前から世界に飛び回っていた、三菱商事、三井物産も当然然り。


彼らからみたら、「グローバル??何を今さら??」なんだろう。


トヨタの有価証券報告書を読むと、当然のように世界経済から論じている。
うちはグローバル化を進めていますという企業に限って、国内の事ばかり、
語っている。


♯それにしても、トヨタの有報は、経営成績と明記している。何とも質実剛健
というか、生真面目というか、三河武士の匂いすら感じる。。


もっといえば、日本企業はずっと前にグローバル化していたのである。定性的
な話になってしまうが、家電に代表される民生品など産業ドメイン毎に国内の
パイが成熟、それに伴い、海外に進出せざるを得なかったのである。これは
どこの国も同じだ。何分、日本はある程度、可処分所得の高い、また、1億人
を超える人口を有していたため遅くなったのだろう。


メインフレームだって、半導体だって、日米貿易摩擦が起きてしまうくらい、
ずっと前からグローバル化していたのである。


では、何故、今グローバルなのか。これは簡単だ。


単純に言えば、従業員10人の企業があったとする。これまでは、この内、
1人だけが海外に出稼ぎに行き、9人は国内で仕事をしていれば食べれた。


しかし、ここ数十年の日本のGDPをみれば一目瞭然のように国内需要は変わらない。
また、アジア周辺国が一気に力をつけ日本へやってきた。モノやサービスだけではない、
人もそうだ。


そうなると国内パイが奪われる。国内の仕事をしていた9人は6人ぐらいしか
食べられなくなった。そうすると、3人は外に出稼ぎにいかなければならない。

ところがこれまで外で仕事をする機会などなかった人は、いきなりそんな事、
言われても。。となる、よって、出来ない。


だから、出稼ぎが出来る強い人を会社外から採用するしかないのである。
じゃあ、その3人は。。推して知るべしである。。。


ちなみに、3人減っただけはまだましだろう。ある産業では1人になってし
まった企業もあるに違いない。。


今後、この国は人口が減る。これは人口動態をみれば明らかだ。さて、どうし
ようか。


これは次回以降、考えていこうと思う。

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