モバイルを使い始めて30年の筆者が活用しているモバイル機器、モバイルシーンを紹介していきます。スマートフォン、ノートパソコン、PDA、携帯電話に加え、様々なネットサービス(ソーシャル、クラウド、レンタルサーバーなど)、周辺機器(Bluetoothヘッドセット、Bluetoothキーボード)との連動をご紹介します。

モバイルを武器に戦った新入社員時代

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モバイルを愛していますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。

4月に入り、新入社員が入ってくる時期になると思い出すのが、自分の新入社員時代です。

自分が入社した当時、1980年代は、手書きがメインで、据え置きのワープロやパソコンが部署に数台ある程度でした。しかも、大部屋システムだったため、大机をシェアして、移動しながら仕事するスタイルでした。いつも、スケジュール帳、ノート、レポート用紙、ファイル、筆記用具といった荷物を、社内で持ち歩きながら作業をしていました。

大部屋システムの良いところは、プロジェクトチーム毎に集まりやすく、複数のチームで仕事をしていても、時間や曜日で集まる場所を決めておけば、仕事がしやすくなります。また、外部スタッフも参加しやすくなります。しかし、参加するプロジェクトが増えれば増えるほど、資料が多くなっていき、荷物が大量になってきました。

この大量の荷物を減らして、少しでも作業を効率化したい、と思っていました。また、同じような文書を手書きで作成する作業も減らしてしたいと考えていました。その中で、選択したのが、ポータブルワープロです。プリンター内蔵のポータブルワープロを持ち歩くことで、文書をどんどん電子化していきました。その分、3.5インチのフロッピーディスクが増えてしまいましたが、何冊ものノートを持ち歩くことを考えると、効率的になってきました。さらに、ワープロに内蔵されたスケジュール機能を利用して、プロジェクトチームのスケジュール管理も行っていきました。

そして、ワープロにモデムを内蔵させて、パソコン通信経由で、メールのやりとりや、FAX送信も行っていました。インターネットがまだない時代でしたが、パソコン通信を利用することで、デジタルデータのやりとりを行っていました。ただ、社内LANや、個人用で持つ携帯電話などない時代でしたので、会社の内線電話のモジュラーコードを抜いて、ワープロに挿す、という方法を使っていました。今思えば、乱暴な方法ですね。

電話のモジュラーを引っこ抜いていると、先輩に「何をしているのか」とよく聞かれていた思い出もあります。その先輩の目の前で、ワープロに打ち込んだ文書を、職場のFAXに送信して、使い方のデモをやっていました。便利だなあ、という反応より、変わったことをしている奴だな、という反応が大半でしたが。

大きなワープロを抱えて、社内を移動する、という当時としては珍しい仕事スタイルでしたが、「社内モバイル」を実現していた時期だったのかもしれません。デジタル化した今とは、あまりに違う仕事環境でしたが、ノートパソコンやタブレットを抱えて、社内を走り回る新入社員を見ると、当時の自分を思い出してしまいます。

一番大切なのは、仕事の中身ではありますが、こういった仕事のスタイルを確立することも、新入社員にとって、大きな武器になると思われます。新入社員のみなさん、頑張ってくださいね。

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