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歯が折れた方の入れ歯を修理して、1時間で歯並びを回復した症例

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「歯がまた折れましてね」

 普通の人にとってこれは一大事なのですがRさん(60代男性)の表情に不安や悲壮感はありませんでした。実はRさんは歯が欠けやすく3年前に別の歯が折れた時も入れ歯を修理することで簡単に歯の形を回復しています。

 前回と同様に折れ口の尖りを削り滑らかにして歯の根は残します。麻酔の注射も薬も不要。リスクを避けて治療も早く進みます。欠けた部分は入れ歯を修理して歯の形を回復しました。 

 抜歯をせず、残っている歯の根の上に入れ歯の歯を継ぎ足す「増歯」という治療法です。

 プラスチックの歯で増歯をすると形を思い通りに作れるのが利点です。

 Rさんのように歯が自然に折れる人は歯並びに注意して特定の歯に過大な力が入らないように綿密な形の調整が必要です。そんな時に加工しやすいプラスチックは形を盛り足すにしても削るにしても自由自在。貴金属やセラミックに比べると強度では劣りますが結果的に長持ちすることが多く、もちろん保険治療でできます。

 今回も1時間で修理できたRさんは「以前だと、あーどうしようと悩んでいたんですけど、いとう歯科に通うようになってからは、大丈夫なんとかしてくれるって思えるようになったんですよ」と明るい表情で帰られました。

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