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前歯と奥歯がない部分を入れ歯で一気に回復しました。

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Mさん(60代女性)は家族から「このままでは一緒に出かけたくない」と言われて落ち込んでいました。

かぶせものが外れて上の前歯4本がなかったからです。

前歯がないというのは普通の社会生活をするには致命的です。

一刻も早い回復が望まれます。

外れたかぶせものを接着し直すのがベストですが奥歯の本数が少なく上下の歯が当たりすぎるという問題がありました。

かぶせ直しても、あっという間に外れてしまうことが予想されます。

そこで保険治療で入れ歯を作製することをお勧めました。

前歯はもちろんのこと、同時に奥歯も入れ歯で作ることで上下の歯の当たりを緩和して、良い歯並びを長持ちさせることができます。

今回初めて入れ歯を入れるMさんは調整する可能性がありました。

削ったり、盛り足したり、歯にかかるバネの調整も容易な保険のプラスチックの入れ歯ならば大きな負担もかかりません。

一刻も早い回復が必要なので、土曜日の午前中に型を採って月曜日の朝に新しい入れ歯が入るようにしました。

いとう歯科医院では小さな入れ歯ならば歯科医師が自分で作製するので技工所に発注する手間が要りません。

大きさにもよりますが最短2日で完成させることも可能です。

最初に入れた時は違和感を訴えていましたが3日ほどで慣れたとのこと。

ご家族も喜んでくださったそうです。 

1週間後に調整にいらしたMさんは「来る前はどうなっちゃうんだろうって重い気持ちだったんですけど、軽い気持ちで帰れます」とおっしゃってくださいました。

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